驚きの充実装備
インパネは兄弟車のナイトロ同様、直線基調のプレーンなデザイン。HDDナビはワンセグチューナーを内蔵し、iPod接続ケーブルまで用意する充実ぶり |
シートサイズは、前後席ともたっぷりしている。後席は足元もゆったりしているし、ジープの泣き所であったヘッドクリアランスもコブシで2つ以上と、先代よりもグッと広くなった印象だ。カーゴスペースでは、リバーシブルのカーペットが便利そう。フタの下には深さ約10mmの防水収納ボックスがあり、汚れた長靴や植木まで収納するのに重宝しそうだ。
さらに、ガラス部分だけ開閉可能なガラスハッチなど、使い勝手への配慮も随所に見られる。シート操作に少々力を要するが、後席だけでなく助手席の背もたれも倒せるので、マリン、ウインタースポーツの道具も難なく飲み込む。
ファンなら買い!
後席は60:40の分割可倒式を採用。最近のSUVは乗降性にも配慮したモデルが多いから、比べると乗り込みにはやや苦労する。後席を立てた状態で419L、シートを倒せば最大で1404Lに拡大 |
日本製のSUVのように痒いところまで配慮した細々した装備や使い勝手には及ばず、ドイツ勢のようなスポーツカー顔負けのオンロードの走りもない。しかし、SUVとしては王道といえるオン・オフの実直でバランスのいい走りは、ジープ・ブランドならではの魅力だ。しかも、ジープにしかできないこのスタイリングもファンにはたまらない。好きなら買い!と言いたいが、頑張っているという燃費も10・15モードで7.1km/L。実用燃費は計測できていないが、5~6km/L台もありえるし、さらにはハイオク指定なので誰もが手を出せないご時世かも。
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