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スポーツSUVの優等生「CX-7」(2ページ目)

百花繚乱のSUVにあって、日本では少し大きめのクラスに新型が加わった。北米から遅れての日本登場となったCX-7は、最近のマツダらしく「スポーツ」を主張するアグレッシブな外観が特徴的であり、個性そのものだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

見た目に違わぬキレのある走り

CX-7フェンダー&タイヤまわり
タイヤサイズは全グレード235/60R18となる。もう少ししなやかさがほしい
見た目から「走るよ」というオーラを発しているように、実際の走りは刺激的で躍動感も覚える。直噴ターボエンジンは現代の過給器らしく、ターボラグとはほとんど無縁でリニアにGが立ち上がる。勾配のキツイ坂道でもグイグイと駆け上がり、パワー&トルクとも合格点以上。ただ、スポーツを謳う割には極めてスムーズとはいえないし、音の演出に色気が足らない。
また、コーナリングも得意で、上屋がグラリと不安定になることなく、少ないロールで曲がっていく。かといって神経質なフットワークでもないので、SUVらしいバランス感覚の持ち主だ。ドライの舗装路でしか試せなかったが、背の高いSUVにありがちな不安感を抱くことは少ないはずだ。

乗り心地はややハード

残念だったのが、やや硬い乗り心地。高いボディ剛性感により、スムーズな路面ではフラットライドを味わえるものの、マンホールのフタくらいの凹凸でもショックをハッキリ伝える。イヤな余韻は残ることなく1回で衝撃は収斂するものの、18インチタイヤを履きこなしているとは思えなかった。ただし、走行距離が伸びてくればもう少しフィットするかもしれない。

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