走りのもうひとつの要点は悪路踏破性である

ホンダが採用しているデュアルポンプ式4WDは、前輪のスリップに応じて後輪へのトルク伝達を制御するもので、ハードなクロカン走行には適していない。クルマのキャラクターからしても、そういった用途でガンガン使うタイプではない。

しかし、新型は確実に悪路踏破性を上げてきたと思われる。デパーチャアングルを大きく設定するなど基本設計も要点のひとつだが、下回りをの覗きこんで見ると、これまでよりもデコボコが少ないのである。モーグル走行など著しく前後左右の荷重が異なったり、極端に滑りやすい状況では4WDシステムが踏破性に影響するが、一般的な悪路では「跨ぎ」性能のほうが重要なのである。下回りに余計な引っかかりがなく、グランドクリアランス(新型は205mm)が大きければ、悪路を安心して走れる。

まっ、新型の概要はこんな感じである。実力的にはかなりのものだろう。ただ、先代が登場した時と今では、かなり状況が変わっている。今や乗用車設計SUVは標準であり、CR-Vのクラスにはエクストレイルやエアトレック、トリビュートといったライバルも存在する。ミドルセダンくらいの平面寸法で、ファミリーユースにも使いやすいこのクラスは、SUVでも一番の激戦区である。その中で、新型がどのくらいアピールするかも気になるところだ。



●新型CR-V全グレード価格表
グレード 価格
パフォーマiG 4WD(5MT) 190.3万円
パフォーマiG 4WD(4AT) 199.8万円
パフォーマiL 4WD(5MT) 205.3万円
パフォーマiL 4WD(4AT) 214.8万円
フルマークiG FF(4AT) 187.8万円
フルマークiG 4WD(4AT) 205.8万円
フルマークiL FF(4AT) 201.8万円
フルマークiL 4WD(4AT) 219.8万円
パーキングブレーキレバーはインパネに収まっている珍しい形状を採用した
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