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CR-V01 CR-V旋風再び(2ページ目)

乗用車設計SUVの先駆者となったCR-Vが6年振りにフルモデルチェンジした。シャシー、エンジンともに一新。新しい性能と新しい使い勝手を実現しての登場。SUVでも人気の高いクラス。ライバルも多い激戦区で、再びCR-V旋風は吹くだろうか。

執筆者:川島 茂夫



実用性の向上はキャビンの拡大だけではない。従来モデルでも好評だっ横開きテールゲートとガラスハッチを組み合わせた2WAYテールゲートは新型にも踏襲。後席には170mmのスライド機構が備わった。ダブルフォールディングによって後席を畳めば、荷室容量は952リットルにもなる。これは従来モデルを同様にセットした場合の1.5倍近い。多彩に使えるラゲッジネットの設定など、様々な用途を考えた工夫が施されている。


居住空間の便利装備も負けていない。サイドウォークスルーにも邪魔にならない新デザインのパーキングブレーキレバーやクールボックスのように使えるインパネ・マルチボックスなど、レジャードライブではありがちな状況で便利に使える機能が多い。

SUVの第三世代では、キャビンユーティリティを、もっと現実的なメリットが多く、ユーザーフレンドリーにすることが鍵になると考えているが、新型CR-Vは2.5世代くらいまで進化してきた。

低い位置に搭載された158馬力を発生する2リッターエンジン
さて、ホンダ車といえば走り。従来のCR-Vが登場した時にワインディングロードでのフットワークのよさに驚かされた。新型が、どんな走りを示すかは、試乗してのお楽しみだが、走らなくても実際にクルマをチェックしてみると、そのポテンシャルが想像できる。

スペックについてはホンダのサイトで確認してもらいたいが、実車を見て「おっ」と思わせるのがエンジン搭載位置である。ボンネットフードまでクリアランスが大きい。つまり、低いエンジンレイアウトなのである。ステップワゴンにしても、従来のCR-Vにしても、優れたフットワークの一因に低重心設計がある。そんなこだわりが新型CR-Vからもヒシヒシと伝わってくるのだ。しかも、サスペンション形式はストリームでポテンシャルが実証されたもの。期待しない方がおかしい。
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