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全長は4.8m強、全幅は1.9m弱。全長はクラウン相当で、全幅はクラウンよりも10cmくらい大きい。ちなみに、国産SUV最大級のランドクルーザー100とほぼ同じサイズである。このくらいのサイズになると、乗り慣れていても住宅地や込み入った場所での取り回しにはかなり気を使う。日常用途まで考えているドライバーには気になる部分だ。
また、従来型に比べるとスペース効率が改善され、室内が広く、床面地上高も低くなっているのだが、それでもアメリカンサイズといった感は強い。とくに床面高は小柄な人ならば乗降がちょっと面倒と感じるだろう。また、荷物の積み降ろしでも同様のことがいえる。
ただ、アメリカ基準と日本基準の差、いわば生い立ちの違いはあるが、エクスプローラーが乗用車としての実用性の向上に正面から取り組んだのは容易に理解できる。例えば、サードシートの居住性であり、ガラスハッチを備えたテールゲートにそれらが実感できる。
アメリカ基準は、日本の事情に合わない部分もある。エクスプローラーの主力市場が北米本国なのだから当然である。ただ、日本の一般的なSUVの考え方に合わせたならば、日本でのエクスプローラーの存在理由はなくなってしまう。アメリカンスタンダードがしっかりと息づいているからこそのエクスプローラーでもあり、それを前提として、このモデルチェンジは大いに歓迎されるものである。