ドライバーラインナップも大きく変化!必勝体制!
「HSV-010 GT」を投入して新しいシーズンに挑むホンダ。記者発表では早くもドライバーラインナップを明らかにした。
HSV-010GTを駆るドライバー達と監督たち 【写真提供:本田技研工業】 |
8 「ARTA」 ラルフ・ファーマン/井出 有治
17 「リアルレーシング」 金石 年弘/塚越 広大
18 「童夢レーシング」 小暮 卓史/ロイック・デュバル
32 「ナカジマレーシング」 道上 龍/中山 友貴
100 「チームクニミツ」 伊沢 拓也/山本 尚貴
今年も5台体制で挑むホンダであるが、ドライバーの組み合わせが大きく変わったことが今年の最大の特徴だ。同じラインナップで挑むのは昨年「KEIHIN NSX」を走らせた「リアルレーシング」の17号車のみ。その他のチームではドライバーの大シャッフルが行われた。
特に注目は、ホンダ勢の中ではワークスチーム的な存在の18号車「童夢レーシング」の組み合わせである。ホンダの若きエース、小暮卓史に加えて、フォーミュラニッポンで王座に輝いたロイック・デュバルが移籍。国内トップレベルのフォーミュラドライバーがエースマシンを走らせる。
ナカジマレーシングから移籍のデュバル 【写真提供:本田技研工業】 |
他には、ホンダの若手の新機軸になりそうな2人が高橋国光率いる「チームクニミツ」の100号車を走らせる。ラルフ・ファーマンにGTの手ほどきを受けた伊沢拓也をエースに、GT初参戦の山本尚貴が加わる。山本は2年前の伊沢と同様、未来のエース格と目されているだけに、互いに刺激し合えるコンビになるだろう。
期待の若手、山本尚貴 【写真提供:本田技研工業】 |
それにしても、これだけ体制を強化して、ホンダが求めるものは何なのだろう?市販ベース車両を持たない「HSV-010 GT」がSUPER GTに参戦することにはその理由が見え隠れする。次のページでご紹介したい。