走り屋の星、谷口信輝の復帰で王座獲得なるか?

第2戦・鈴鹿の表彰台に立ったドライバーの折目遼と谷口信輝
【写真提供:SUPER GT.net】

RE雨宮が走らせるRX-7をめぐっての最大のトピックスは谷口信輝(たにぐちのぶてる)の復帰であろう。谷口はドリフト出身のドライバーで、D1グランプリへの参戦と並行して、2002年から全日本GT選手権(現在のSUPER GT)に参戦している。デビュー当時のチームがこのRE雨宮で、谷口はデビューから僅か3戦で見事に優勝を飾った実力の持ち主でもある。

ドリフトやスーパー耐久で常に高い実力と好成績を残してきた谷口がGT300のRX-7を駆るのは実に6年ぶり。谷口はこれまでセリカ、ヴィーマック、ポルシェと乗り継いだが、意外にもGTでは未だにチャンピオンが無い。それだけにGTでの王座は彼にとって何が何でも欲しいタイトルであろう。

どんな車でも器用に乗りこなし、常に独自のドライビングセンサーをもってそのポテンシャルを最大限に引き出す実力はGTでもナンバーワンのものである。タイヤ無交換作戦が功を奏した今年の走りも当然、谷口あってのことだ。

その実力派の谷口と組むのは、今年がRX-7で3年目の参戦となる折目遼(おりめりょう)。カート、フォーミュラ出身の折目もGTとRX-7に慣れ、着実に実力をつけ、大いなる飛躍の過程にあるので楽しみだ。

700kmの鈴鹿でポイントを取り、後半戦につなぐ

第2戦・鈴鹿のGT300スタートシーン【写真提供:MOBILITYLAND】
開幕戦から4戦連続で3位を獲得した「M7 MUTIARA MOTORS AMEMIYA GC7」(谷口信輝/折目遼)だが、キツイ登りのある菅生ラウンドでは48ポイント=96kgもの重量ハンデが影響して11位に留まった。700kmの戦いとなる第6戦・鈴鹿までは重量ハンデは維持されるため、当然このレースも厳しくなることは予想される。

しかしながら、第6戦は今シーズン最長の長丁場のレースであり、着実に走ることでポイント獲得は期待できる。しかもタイヤに優しいRX-7で、可能な限りタイヤをもたせ、タイヤ交換を1回に留めることで上位進出は充分に狙っていけるはずだ。

第5戦を終えて、GT300のライバルたちのポイント獲得数は拮抗しているので、第6戦は着実にポイントを取りたいところ。次の第7戦では重量ハンデが「ポイント数 X 1kg」に軽減されるので、戦いが激しくなる前にポイントはできる限り多く取らなくてはならない。そして、ポイントによる重量ハンデが無くなる最終戦のツインリンクもてぎ戦を万全の体制で戦っていきたい。そのためには鈴鹿の第6戦は絶対に落とせないレースとなる。

700kmの鈴鹿でポイントを取り、後半戦につなぐ

エキゾーストからバックファイアを出しながら疾走するRX-7。
ドライバーが頑張り、エンジニアが考え、メカニックが確実な仕事をすることで、古いマシンであっても、自分たちのアイディアとレースを戦う精神でまだまだ戦える。今年のRE雨宮が見せてくれるレースはそんな人間的な戦いである。コースサイドに行くと、一生懸命組みあげ磨き上げた人間らしいロータリーエンジンの音が聞こえてくる。最後に残ったGT300らしいプライベートチーム、RE雨宮のRX-7のレースに大いに注目して頂きたい。

全国のスポーツカーファン、ロータリーファン、そして現役や元を問わず走り屋の方々がサーキットに足を運び、この音を聞いてくれることを切に願う。

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