モータースポーツ/SUPER GTについて

SUPER GT 観戦ガイド 2009 (1)(5ページ目)

国内屈指のGTカーレース「SUPER GT」の2009年の見所をご紹介。新しいポイント&ウェイトハンデ制の導入などで見ごたえあるレースになること必至。史上まれに見る大激戦のシーズンをプレビューする。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

迎え撃つ国産勢はこの4車種

ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなどの外国車に対抗する国産車ベースのGTマシンは新顔も登場し4車種のラインナップがシリーズを盛り上げる!
昨年のGT300チャンピオンマシンであるフェアレディZは1台のみのエントリー。柳田真孝と星野一樹の2世ドライバーコンビで連覇を狙う。
aprのカローラアクシオは写真の74号車に井口卓人と国本雄資が乗り、もう1台のavexカラーの31号車には坂本雄也と山内英輝が乗る。
昨年GT300にデビューしたミッドシップセダン、LEXUS IS350はバンドウとタケウチの2台体制。特にバンドウの19号車は織戸学と片岡龍也のコンビでドライバーのポテンシャルからしてもチャンピオン候補の筆頭だ!
国産4車種の中で最もクラシックなGTマシンを使用するのはロータリーの名門「RE雨宮」。毎年噂されるRX-8の投入はなく今年もRX-7で戦う。ドライバーは谷口信輝と折目遼のコンビ。

今年もGT300の主役?セミプロトタイプGT勢!

街ではほとんどお目にかかれないレースをするために産まれてきたプロトタイプ的なGTカーたち。今年こそはタイトル獲得なるか?
ムーンクラフトが開発した紫電も今年で参戦4年目を迎える。常に注目を浴びるその速さは今年も健在。今年こそは悲願のチャンピオン獲得を実現させたい。

GT300の人気マシン、ガライヤは2003年~2005年、そして2007年から再び参戦を続けている。昨年は2勝をあげながらランキング2位。今年も新田守男/高木真一のコンビで何度目かのリベンジを誓う。
手軽に購入できるレース用GTカーのVEMAC。ベース車両は一応存在し、サーキットでもたまに見かけるが、そのフォルムからもプロトタイプマシンにより近いGTカーである。写真は周防彰悟/山下潤一郎のコンビで挑む888号車。
GT300のエントリー台数は昨年に比べて少し減少したが、ここに記したようにバラエティに富んだマシンが多数参戦する。資金面で苦しいチームやどちらかと言うと参加型的な参戦のチームが減り、ますます競争が激化しそうな様子だ。今年はGT300も例年以上に目が離せなくなりそうだ。

とまぁ書き出すと止まらないほどに見どころとネタが豊富な「SUPER GT」。世界で最も多種多様なマシンが一度に走る稀有な存在のレースをサーキットに見に行かない手はない。今年もSUPER GTはとにかく活気に満ちている!

その他、掘り下げた今年の見所は次回、SUPER GT 観戦ガイド 2009 (2)にてご紹介することにする。お楽しみに!

次回記事: SUPER GT 観戦ガイド 2009 (2) (作成中)

SUPER GT公式サイト(SUPER GT.net)

写真提供:MOBILITYLAND


【All About「モータースポーツ」】
All About モータースポーツ トップページ

All About「モータースポーツ」のメールマガジン好評配信中! 登録はコチラ
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます