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BMW Z4 MクーペがついにS耐で優勝!(3ページ目)

2008年も様々な車種が登場する『スーパー耐久シリーズ』。その開幕戦・鈴鹿サーキットのレースの模様をレポート!最高峰クラスであるST1クラスでは圧倒的な速さでBMW Z4 Mクーペが初優勝を飾った。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

決勝レースでも見せつけられたBMW Z4の圧倒的な速さ

スーパー耐久500kmレースのスタート
【写真提供:MOBILITYLAND】

BMW Z4Mクーペにとって心配なのはやはり決勝レース。スーパー耐久のレースを見ている者にしてみれば、去年のトラブル続発というイメージが忘れられないですし、冬の間にそれほど走り込みをしていなかったことも不安要素でした。

決勝レースはポールポジションからスタートの#50 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田)が先頭で1コーナーへ飛び込み、以降はグリッド通りの順位。しかしながら、5周目に#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡)がエンドレスアドバンZ(青木)をオーバーテイクし1-2体制を築くとそこからはBMW Z4Mクーペの快速ショーの始まり!!!かと思われたのですが、なんと19周目にトップ快走中の#50 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田)が突如スローダウン。昨年悩まされたデフのトラブルが再発してしまいました。

ということは・・・もう1台の28号車に同じトラブルが出てもおかしくないという状況。しかしながら、28号車は片岡→吉田→片岡とリレーし、片岡は好タイム連発で独走。なんとトップでゴールする時には2番手のエンドレスアドバンZに1分以上の差をつけるという圧勝ぶりでした。
チェッカーを受ける28号車
【写真提供:MOBILITYLAND】

表彰台に立った吉田広樹、片岡龍也、ジョハン・アズミの3人

というわけでついに優勝を飾ったBMW Z4Mクーペ。1年かかっての優勝ということになりましたが、またもや50号車に同じトラブルが出たことはチャンピオンシップという意味ではかなり不安な要素です。特に今年はST1クラスは極端に台数が少ないので、リタイア、取りこぼしは絶対に避けたいところ。快走するZ4、静観し淡々と耐えるレースをするフェアレディZ。今シーズン最後に笑うのは一体どちらでしょうか?この2車種だけではなく、シーズン途中からは新型のポルシェ911(997)も登場予定との噂もあり、コンペティションがさらに面白くなることを期待しましょう!


スーパー耐久シリーズ2008 開幕戦の模様はCSスポーツチャンネル「GAORA」で放送予定ですのでぜひご覧ください。

GAORA スーパー耐久 放送日程

第1戦 鈴鹿サーキット
5月13日 (火) 23:00~深夜1:00★
5月15日 (木) 15:00~17:00
5月27日 (火) 20:00~22:00
★初回放送


【関連リンク】
PETRONAS SYNTIUM TEAM ホームページ(英語)

鈴鹿サーキット ホームページ

スーパー耐久 公式サイト


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