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ドゥカティとブリヂストン、念願の王座に(2ページ目)

ツインリンクもてぎで開催されたMotoGP第15戦・日本グランプリでドゥカティに乗るケーシー・ストーナーがMotoGPクラスの王座を獲得!今回はイタリアンバイク、ドゥカティの魅力に迫ります。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

ブリヂストン+ドゥカティの最強タッグの夢・結実!

ドゥカティを支える日本のスタッフ
(写真:Bridgestone Motorsport)
ドゥカティ総合優勝の立役者はやはり日本のタイヤメーカー、ブリヂストンであろう。

2002年に最高峰MotoGPクラスに挑戦を始めたブリヂストン。まずはサテライトチーム(※)との活動に徹したが、高いポテンシャルを発揮し早くも2004年には玉田誠(当時ホンダ)が初優勝。翌2005年からはついにメーカーワークスチームとパートナーシップを結んだ。

その相手はドゥカティ。日本のメーカーではなくイタリアのメーカーである。F1で無敵を誇ったフェラーリ+ブリヂストンにも似た国際タッグが結成されたのだ。

昨年はドゥカティのエース、ロリス・カピロッシがシリーズ3位に輝き、チャンピオン獲得に向けての手ごたえはあった。そして、昨年ルーキーイヤーながら大活躍を見せたオーストラリア人、ケーシー・ストーナーを迎え入れ、ドゥカティは万全の体制を整えシーズンに挑んだ。

※サテライトチーム・・・メーカーからマシンを貸与されたプライベートチーム

他も羨む独走劇!圧倒的な速さを見せて王座を獲得

開幕戦・カタールGPをケーシー・ストーナーが独走で制したシーンはある意味今年を象徴するシーンだ。参戦2年目の若者がライバルとは次元の違うスピードで走っていたのだ。

他の追随を許さない驚異的なアドバンテージ。レースの世界ではまさに理想だ。ブリヂストンは参戦6年目でMotoGPでそのアドバンテージを獲得し、最強のタイヤメーカーに成長。ブリヂストンユーザー初の世界チャンピオンを生み出すことに成功した。
ケーシー・ストナーの年間王座獲得を祝うドゥカティのスタッフ
(写真提供:モビリティランド)

今年のドゥカティ+ブリヂストンの速さには昨年王者のニッキー・ヘイデン、そして5度の最高峰クラス王者ヴァレンティーノ・ロッシも完全にお手上げ状態。ツインリンクもてぎでは3年連続でドゥカティ+ブリヂストンが制したし、今後の残り3戦もブリヂストンが得意とするコースである。しかも次戦は新王者ストーナーの母国オーストラリアGP。凱旋レースでの優勝に期待がかかる。
ケーシー・ストーナー(写真提供:モビリティランド)

絶妙のタイミングで逸材ケーシー・ストーナーを獲得し、エースライダーに据えたドゥカティはMotoGPに新しい風を吹き込んでくれました。このチャンピオン獲得を機に、今後ドゥカティの人気はますます高まり、日本でもその存在感を増していくことでしょう。

久々にバイクに乗ろうかなぁと考えている人はドゥカティユーザーになって、赤く染まったドゥカティ応援席でMotoGPを観戦するのはいかがでしょうか?

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【関連リンク】
DUCATI JAPAN

Bridgestone Motorsport
↑ドゥカティMotoGPチームにタイヤを供給。サイトは情報が盛りだくさん

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