さらばFJボーイズ ラストシーズンへ挑む
FJは実に絵になるレースだ。ドライバーの「やってやるぞ」という気合に満ちた表情は他のレースでは味わえない。 |
FJ1600はツインリンクもてぎ/筑波/富士/鈴鹿/岡山国際/オートポリスの各サーキットでシリーズが組まれ、地方選手権として開催されている。今年も12月23日は各シリーズの上位ランカーが集い「日本一決定戦」が鈴鹿サーキットで開催されますが、どうやらこの「日本一決定戦」が最後のFJ1600のレースとなりそうです。
FJ1600は1600ccのスバル製EA71エンジンおよびトランスミッションを全車が搭載する「ワンメイクエンジン規定」が特徴です。1980年にFJ1600がスタートして以来、このエンジンが使用されてきたのですが、エンジンはすでに生産が終了していてパーツの供給が難しくなってきているようです。FJ1600はこの耐久性に優れたエンジンのおかげで27年間という長きに渡ってその役割を果たすことができたのですが、とうとうその歴史に幕が降りる時が来ました。
FJ1600はウイング付きの「スーパーFJ」へ移行
鈴鹿で初レースとなったスーパーFJ。鈴鹿シリーズには10台のマシンが集まった。ウイング付きとなり、ドライバーが習得すべきことも増えた。 |
エンジンのパーツ供給が困難になってきたFJ1600に変わるレースとして、今年から「スーパーFJ」がスタートしました。ホンダの直列4気筒SOHC 1500ccエンジン(ホンダフィット用)を搭載するフォーミュラカーで、シャシーはウエスト、R&D、MYSTなどのコンストラクターが製造しています。
このスーパーFJに関するレポートは次回の魅惑の鈴鹿クラブマンレース(2)でご紹介します。
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