マカオ・ギアレースはリスボアで玉突き!

メルコヘアピンを行くアルファロメオ。
(写真:Yoshi KITAOKA)
最終戦の舞台となったマカオ・ギアレースではお決まり?とも言えるクラッシュが続出した。第1レースでも第2レースでも高速の海側から低速の山側へ入るリスボアベンドで隊列中段のマシンが接触し、スピン!後続のマシンが次々に追突し、コースを塞ぐというマカオならではの光景も見られた。

第1レースを制したのはポールポジションスタートのアンディ・プリオール(BMW/昨年のチャンピオン)。第1レースを5位で終えたアルファロメオのファーフスはチャンピオン獲得の権利をこの時点で失ってしまう。

第2レースはBMW同士のチャンピオン争いとなった。第1レースを制し2年連続のチャンピオン獲得に王手をかけたアンディ・プリオールと7ポイント差で追いかけるヨルグ・ミュラーの対決だ。

アンディ・プリオールのBMW320si
最終戦の舞台リバースグリッドでアンディは8番手からヨルグは3番手からのスタートになり、ヨルグは優勝を狙い、アンディは上位完走でチャンピオン獲得を狙った。

第2レースはスタートダッシュに成功したヨルグ・ミュラーが独走で優勝したものの、アンディ・プリオールが5位に入賞し、結局1ポイント差でチャンピオンはアンディ・プリオールの手に輝いた。アンディは接戦・激戦を制し、2年連続の世界チャンピオンに輝いたのである。

最終戦で際立ったBMWの強さ

ピットで第2レースのスタートを待つBMW軍団。
今年のWTCCでは台数とドライバーの布陣共に勢力を増したセアト軍団、そして大いなる成長を遂げたファーフスのアルファロメオがBMW勢を大いに苦しめたシーズンだった。

しかし、BMWはスピードと強さ、そして底力でドライバーズ、マニュファクチャラーズ共にチャンピオンを獲得することに成功した。

F1、WTCC共に陣頭指揮をとるBMWの将軍、マリオ・タイセン博士。勝負士の顔を一瞬たりとも崩さなかった。
WTCCの連覇のために特別モデルのBMW 320siを投入しただけに負けるわけにはいかなかった。そんな中でも最終ラウンド、マカオまでチャンピオン争いがもつれてしまったことが何より今年のWTCCの激戦ぶりを象徴している。過熱し続けるWTCCには強力なライバル達が今後登場してくるだろう。来年もWTCCは目が離せないレースになりそうだ。

GAORAで年末に全戦放送!日本メーカーの参入に期待。

WTCCの興奮をテレビで体感しよう!
(写真:Yoshi KITAOKA)
WTCCのレースを見るならCS放送のGAORAをチェックしよう。日本のオフィシャルテレビ局として唯一WTCCを放送しているGAORAでは年末の2006年12月29日(金)に今シーズンの全戦を一挙再放送することになった。なんと、午後2時半から翌朝6時までのぶっ通しの放送だ。ぜひチェックしよう。

GAORA放送日程

また来シーズンに向けてWTCC関連の動きも慌しくなっているようだ。複数の日本メーカーがWTCCに参戦する噂があがっており、何年か先に日本でWTCCのレースが見れる可能性も高まってきている。自動車メーカーのマーケティング面でも重要性が高まってきているWTCCは今後日本でも人気が高まるレースになるだろう。

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