WTCCに登場する車種を紹介!

ギアサーキットのピットに並べられ整備を待つセアト軍団。ワークスチームのプロ根性むき出しの姿は世界選手権ならではだ。
WTCCは2004年までETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)として開催されていたレースが2005年に世界選手権となったもので、格上げ2年目となる今年はヨーロッパだけでなくメキシコやブラジル、トルコ、マカオなども転戦した。

WTCCは見た目がそのまま市販車であるし、走りを追求した車を好むヨーロッパのマーケットでは自動車メーカーにとってプロモーションとイメージアップに最高のレースである。そのため今後も多くのメーカーの参戦が期待されている。

BMW 320si

初年度のチャンピオンを獲得したアンディ・プリオールが駆るBMW320si。
(写真:Yoshi KITAOKA)
WTCCに最も力を入れて参戦しているのがBMWだ。BMWはスポーツセダンの代名詞である「3シリーズ」を投入しているが、今年はジュネーブモーターショーで発表された新型モデルのE90型320siを出場させた。完全にWTCCでのチャンピオンを狙った世界で2600台の限定販売の特別モデルだ。
BMW Motorsport (英語)

Alfa Romeo 156

最終ラウンドまでチャンピオン争いを持ち込んだアウグスト・ファーフスJrの156。
(写真:Yoshi KITAOKA)
ツーリングカーレースにアルファロメオのイタリアンレッドは欠かせない存在だ。かつてはDTM(ドイツツーリングカー選手権)やITC(国際ツーリングカー選手権)でもお馴染みだったが、現在はWTCCでの活動がメインとなっている。参戦モデルは先代のアルファ156が使用されているが、来年は新型のアルファ159を投入してくるだろう。今年は実力派ドライバーの離脱により苦しいシーズンだった。

SEAT Leon

Red Bullカラーが中心で見分けが付きにくいセアト・レオン。今年は大量エントリーをもって他メーカー撃沈を目指した。写真はスポット参戦した地元マカオ出身のアンドレ・クート。
(写真:Yoshi KITAOKA)
SEAT(セアト)はスペインの自動車メーカーである。元々はイタリアのフィアットの資本であったが、90年代にフォルクスワーゲングループの傘下となったメーカーである。現在はフォルクスワーゲンのスポーティーブランドとしての役割を担っており、今年は様々なスポンサーの支援を受けて強豪ドライバーを招集し、大量エントリーしてきた。参戦するレオンは3ドアハッチバックモデルで、ベース車両はVWゴルフである。
SEAT.com (英語)

Chevrolet Lacetti

上位争いになかなか食い込めず苦しい戦いが続くシボレー・ラセッテイ。アラン・メニュやニコラ・ラリーニなど名ドライバーがドライブしている。
(写真:Yoshi KITAOKA)
アメリカのGMグループのブランドであるシボレーはコルベットなどのスポーツカーでも有名なブランドだが、ヨーロッパ市場での売り上げ向上を狙いWTCCに参戦している。しかし、参戦する車種「ラセッティ」はアメ車ではなく、GM傘下の韓国の自動車メーカー、大宇(デウー)が製作しているものだ。一応ワークス参戦であるが、参加台数は少なくトップ争いを見られるチャンスは少ない。
Chevrolet WTCC (英語)

HONDA Accord EURO R

大きくホンダのロゴがボンネットに描かれているが、ワークス参戦ではない。しかし、マカオではジョバナルディが激走を見せ表彰台まであと一歩の大活躍。来年に向けて何かが起こる??
(写真:Yoshi KITAOKA)
WTCCに唯一参戦している日本車がホンダのアコード・ユーロRだ。日本でも購入可能な車種が参戦しているのは嬉しい限りだが、プライベートチームからの参戦であるため常に中段から下位に留まっている。そんな中、来シーズンからのホンダ・ワークス参戦も根強く噂されている。個人的な思いをぶちまけるなら「ホンダさん、日本でWTCCが観れるように参戦してください。みんなにこの面白いレースを見て欲しいんです!お願いします!」と叫んでみよう。
Honda Accord EURO R

GAORAで年末にWTCCを一挙再放送が決定!!