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チャンピオンは14歳 全日本GP125(2ページ目)

テレビや雑誌で話題の少年ライダー、中上貴晶選手にインタビュー。全日本ロードレース選手権GP125クラスで史上最年少のチャンピオンに輝いた中上選手の全日本最終戦をレポートする。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

ミニバイクは11歳で卒業。ロードレースでも破竹の連勝。

すでに10年近くのレースキャリアとなった14歳の中上貴晶。内に秘める闘志は世界レベルだ。
(写真:Yoshi KITAOKA)
ミニバイクでも優勝、チャンピオンを取り続けた中上貴晶は中学生になり125ccのロードレースに参戦した。地方選手権では破竹の勢いで連勝を続け、いつしか中上の存在は全日本ロードレースの舞台でも注目を集める存在になっていった。

そして今年、中上は全日本ロードレースの有力チーム「HARC-PRO(ハルクプロ)」
から全日本GP125に参戦した。開幕戦から5連勝を飾り、他を寄せ付けないスピードで史上最年少の全日本チャンピオンに輝いた。

「チャンピオン獲得は今年の目標だったから嬉しいです。チャンピオン獲得に自信はありました。でも、自分では60点か70点ぐらいです。毎回、優勝は最低限。サーキットの最速ラップ記録の更新、そして全戦ポールトゥウインが目標でした。でも、それができないレースもありました。だから中身が納得いきません」 
体全体を使ってマシンを駆る中上。まだまだ体は小さいがハートはビッグだ。
(写真:Yoshi KITAOKA)
全日本ロードレースは日本全国のサーキットを転戦する。毎回のレースが違うサーキットだ。全てのコースの走り方を習得するだけでも大変なのに、14歳の中上は連勝を重ねた。

中上は自分が恵まれたチーム体制でレースをできていることをよく理解している。だからこそ、「全てにおいて一番速い」という高い目標を自分に課し、レースを戦ってきた。

MotoGPアカデミーに合格。スペイン選手権も戦う濃い1年

ヘルメットを被るとレーサーの目つきに変わる。大人を打ち負かす強い心が無ければチャンピオンは取れなかったはずだ。
(写真:Yoshi KITAOKA)
中上貴晶はすでに世界の舞台で戦っている。昨年オーディションが行われた、「MotoGPアカデミー」に合格し、今年は全日本ロードレース選手権だけでなく、スペイン選手権のGP125にも参戦している。

このMotoGPアカデミーはロードレースの世界選手権であるMotoGPの未来のスターを育てるために開講されているスクールで、レベルの高いスペイン選手権に実際に参戦するプログラムだ。中上はロードレースの本場、ヨーロッパのスタッフに様々なことを教わりながらレースを戦っているのだ。
「チームや他の受講生とは英語で会話しています。随分と英語は上達しました。1人のライダーに2人のスタッフが付いてくれています。他の受講生のことはあまり意識することはありません。スペイン選手権はほとんどが10代のライダー達ですが、みんなアグレッシブですね。接触はよくあります」

中上の海外生活経験はホームステイを2週間程度したぐらいだそうだ。14歳ながら海外のスタッフと英語でコミュニケーションを取れるようになるには本人の相当な努力が影にあるはずだ。

次ページでは中上選手に今後の目標を伺う。
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