189万円のワケは?

インサイトフロント
燃料電池車「FCXクラリティー」のデザインを踏襲するフロントマスク。空力性能を追求したスタイリングに仕上がっている

ついにホンダ・インサイトが発表された。このクルマを解りやすく紹介すると「ハイブリッド車を安価に作るためのチャレンジ」ということになろう。技術的な先進度で見ると、シビックハイブリッドより簡素化した内容が少なくない。

例えば走行用バッテリーは軽量化&コストダウンのため11モジュールから7モジュールへ少なくし(減らしたワケです)、電圧も144Vより100Vに落としている。結果、当然の如くモーターの出力も20馬力から14馬力へ下がった。

同時にエンジンまで高回転域で稼働するVTECを廃止。出力を88馬力に落としている(シビックハイブリッドは94馬力)。落としただけだと性能が悪化してしまうため、フィットと同じシャシを用いることによって70kg軽量している。

インサイトエンジン
1.3リッターi-VTECエンジンにIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせる。1.5リッター並の加速性能と、30.0km/L(10・15モード)を兼ね備える

高速燃費に大きな影響を与える空気抵抗も追求するとコストアップに繋がるため、プリウスと似ているボディシルエットながらCD値0.28(現行プリウスで同0.26。新型は同0.25!)。タイヤもシビックハイブリッドで採用している省燃費タイプはコスト的に厳しいため、フィットと全く同じスペックを選択してます。

参考までに書いておくと現行プリウスは500Vに昇圧し大出力モーターを駆動させているし、次期型プリウスになると650V化。エンジンを1,800ccに拡大するすることにより、燃費だけでなく、さらなる高性能化を狙ってきた。車体も現行モデルより大きくなっている。

エアコンはエンジン駆動式。プリウスで採用しているモーター駆動のコンプレッサーにすると渋滞時のノロノロ走行でもずっとエンジン停止状態をキープ出来るが、エンジン駆動式の場合、長い時間停止してると温かく湿った空気になってしまう。当然ながらガソリン消費量は増えます。