フィット ハイブリッドvsアクアの燃費競争が激化！

熾烈な燃費世界一競争

今秋リリースされた3代目ホンダ・フィットは、発売後約1か月で6万2000台超と、計画の約4倍という好スタートを切った。その7割がハイブリッドを占めている。いまや国産コンパクトカーの代名詞的存在になったフィットは、広大な室内空間とクラストップレベルの低燃費が自慢で、3代目はさらにホンダらしく走りにも磨きをかけている。

最近注目を集めているのは、新型フィットが登場するまで「ガソリン車燃費世界一」をCMでも謳っていたトヨタ・アクアとの燃費ナンバー1競争。プラグインハイブリッドをのぞいたカタログ公表値のJC08モード燃費では、新型フィット ハイブリッドが36.4km/Lで当時のアクアの35.4km/Lを1km/L超えてみせた。

しかし、アクアが一部改良を受けて37.0km/Lに到達し、フィットを600m上回ることで燃費世界一を奪還している。

これくらいの僅差なら実燃費であれば、走らせ方や走行条件の違いなどでいくらでもカバーできるが、カタログ燃費であるJC08モード燃費を上げるのはそれほど容易ではない。確かにひとつの客観的な基準であるし、カタログ燃費が良くなければ実燃費も期待できないのは一種の傾向としてあるだろう。

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