クラウンもハイブリッド
軽自動車よりもコンパクトな「iQ CONCEPT」。リッター20kmレベルの燃費を想定している |
トヨタはレクサスを含め10台ものコンセプトカーを出品する大攻勢をかける。 まず「iQ CONCEPT」。フランクフルトモーターショーで先行公開されたこのコンパクトカー、軽自動車より40cmも短い2980mmという全長で、大人3人と子供1人が乗れるパッケージングを持つ。普通のガソリンエンジンを使いながら、リッター20km程度の実用燃費を想定しているという。また、小さいサイズながらもプレミアム感を高めるとのこと。市販化の時期は意外に早い?
続いて市販化確実なモデルを3台紹介しよう。1台目は次期型クラウンそのものと考えていい「クラウンハイブリッドコンセプト」だ。名前の通りハイブリッド仕様をラインナップすることが次期型クラウンの大きな注目ポイント。レクサスGS450hと同じ3.5リッターV6エンジン+モーターから構成されるシステムを搭載する。
「クラウンハイブリッドコンセプト」。3.5リッターエンジン+モーターのシステムを搭載 |
クルマ自体は現行クラウンが大成功を収めたこともあって完全なキープコンセプトと考えていい。現行モデルと同じくロイヤル系とアスリート系が設定され、ハイブリッド以外のエンジンはV6の2.5リッター、3リッター、3.5リッターの3タイプ。発売時期は来年1月か2月が有力だ。
次期アルファードの「FT-MV」。ゴージャスな6人乗り仕様はラインナップに加わるかも |
2007年のゴールデンウィーク前後に発売される次期型アルファードのコンセプトモデルとなる「FT-MV」も注目したい。フロントデザインを中心に多少の変更こそあるだろうが、ほぼこのままのカタチで市販されるだろう。ショーモデルということで、2列目、3列目の乗員用のモニターを備えた6人乗り仕様(2列目シートは飛行機の最新式ビジネスクラスを思わせる形状)になっており、この仕様も最上級グレードとしてラインナップされる可能性大。メカニズム面は現行アルファードと同じくエスティマがベース。2.4リッター直4+CVTと3.5リッターV6+6速ATの設定となりそう。残念ながらハイブリッドのラインナップは止める?
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