気合いは世界一!
新ジャンルのクロスユーリティビークル、X-HEAD(エックス・ヘッド)。世界初出展となる |
メーカーの規模からすれば、今回の東京モーターショーで一番気合い入っているのはスズキかもしれない。何とワールドプレミア(世界初出展)を多数ラインナップしているのだ。以下紹介したい。
まず「市販したら面白いんじゃないの?」という意見が早くも出ている「X-HEAD」。写真を御覧頂ければ解る通り、機動力に優れる軽トラックと小型SUVを融合させたようなモデルである。荷台にバイク、ジェットスキーといった遊び道具を積めたり(レスキュー用に使うケースも想定しているという)、キャンパーとして荷台で寝泊りが出来るなど使い道は無限大。1.4リッターエンジンということなので、4ナンバー登録の小型貨物車扱い。自動車税、重量税といった維持費も安く済む。
一人乗りツールの「PIXY」と移動ユニットの「SSC」を合体させたコンセプトモデル。「パーク・アンド・ライド」の新しい潮流となるか!? |
続いて「サステイナブルモビリティ」(持続可能な乗り物、という意味)。環境にやさしい1人乗り低速移動ツールである「PIXY」と、こいつを2台積める軽自動車「SSC」との組み合わせからなる新しい自動車生活の提案だ。長距離移動を得意とする4輪車+短距離移動に向く新世代の乗り物を組み合わせた。これなら駐車場が多少遠くても問題無い?
クロスオーバースポーツワゴンの「コンセプト キザシ2」。「品格」「躍動感」をキーワードにデザイン |
そしてスズキブースの主役になると予想される「コンセプト キザシ2」。このクルマ、フランクフルトモーターショーで注目を集めた「キザシ」の発展モデルと考えていい。車格としてはアコードやVWパサート、プジョー407と同じ欧州Dセグメントに属す。ステーションワゴン的なスタイルを持ちながら、クロスオーバー的な要素を加えている。キザシと若干違う味付けを施し、来場者からの反響を探りたいところなのだろう。エンジンは3.6リッターV6(北米向けSUVのXL7に搭載されているものの改良バージョンか?)で、ハイブリッド化も視野に入っているという。
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