NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

新興国で戦う日産車の底力(3ページ目)

東南アジアを中心とした新興国に向けて、国産自動車メーカーの多くが戦略的車種を投入している。そのなかでも、ひと際気を吐いているのが日産。「グランドリヴィナ」という新興国向け専用車種で戦いを挑む。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

やっぱり日産は強い!

リヴィナ・走り
新興国専用モデルだけに、悪路での乗り心地は抜群

基本骨格はマーチからウイングロードまで使われている「Bプラットフォーム」。ノートに限りなく近いと考えて頂ければよかろう。3列シート化により車重が増えたため(それでも1197~1243kgと軽い)、1.5リッターの他、1.8リッター搭載モデルもラインナップされる。

新興国でライバルとなるトヨタIMVのミニバン「イノーバ」は、1500mm前後のボディに2リッターエンジンを搭載。ひと回り大きなボディを持つため、排気量が大きくても動力性能引&燃費でグランドリヴィナに届いておらず。

インパネ
サードシート
シートレイアウトは3列。搭載ユニットは1.5&1.8リッター。ハンドリングや乗り心地は上々
「やっぱり日産は強いな!」と感じたのが、悪路での乗り心地。ガツンと激しくツキ上げるような舗装の割れ目などを通過する際、身構えたら肩すかしを喰ったほど。新興国で普通に出会う「ダートのように荒れた舗装路」だってハイペースで走ることだって可能。

IMVやスズキの新興国向けミニバンである「APV」にも試乗してみたが、悪路での激しいツキ上げ感こそ無いものの、やはり景気よく揺すられる。グランドリヴィナと同じペースで走ると、相当チョッピー(ハネる感じ)。

それでいて良好な舗装路のハンドリングや乗り心地は、新興国で高い評価を受けているホンダ車に匹敵します。何よりハンドル握っていて楽しい。グランドリヴィナ、新興国でどう評価されるか大いに楽しみです。

【関連リンク】
IMVのガイド記事『タイでは有名な「トヨタの裏番長」!?』
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