思えばフォリフォリに初めて出会ったのは、1991年の夏のこと。日本に上陸したばかりの大胆なシルバージュエリーに魅せられて記事を書き、デザイナーのミッシェル・コントゥに会ったりもしました。
当時、フォリフォリの登場はとてもセンセーショナルでした。ボリュームたっぷりでキュートなシルバーは、ジュエリーとアクセサリーの垣根を楽々と越えてみせ、ほぼ同じ頃に日本デビューを果たしたクリオブルーとともに、小粋なインポートシルバージュエリーのちょっとしたブームを作り出しました。(そういえばクリオブルーのショップって、当初は京都や大阪にあったから、東京在住者は歯噛みして悔しがったものです。あ~懐かしい)
フォリフォリは、神話の国ギリシャに生まれたブランド。ですがそのブランド名は、19世紀末のパリで熱狂を巻き起こした酒場「フォリー・ベルジェール」にちなんだといわれています。そして、デザインを担当するミッシェル・コントゥはスイス人の元建築家。このインターナショナルぶりが、また魅力でした。
さて今年、フォリフォリ上陸当時を知る人のハートを直撃する、昔懐かしの4シリーズが復刻されているのでご注目。
フォリフォリ
「リバイバルコレクション」より 「アカンサス」シリーズ リング:シルバー/ 18Kイエローゴールド/ ¥23,100 ピアス:シルバー/ 18Kイエローゴールド/ ¥34,650(ともに税込み価格) |
画像は、当時のわたしも即買いした話題作「アカンサス」です。アカンサスという植物の葉は、古代ギリシャの神殿建築に使われている古典的な装飾。家庭でもよく使われる、ギリシャ人にとっては日常的なモチーフだそう。アテネオリンピック開催中の今年は、かなり見逃せないシリーズです。
他に、ギリシャの東方的な雰囲気を醸し出した「ビザンチン」、ハートや星の透かしをちりばめた「パーフォレイテッド」、蜜蜂モチーフの「フラワーガーデン」も、この夏同時リバイバル。いずれも1991年当時のフォリフォリの代表的なシリーズで、ただかわいいだけでは終わらせない、ぷっくりとしたフォルムが魅力。
じつは、これら「リバイバルコレクション」だけでなく、オリーブの小枝をデザインした新作「ヘレニック・スピリット」の販売もすでにスタートしています。オリーブといえば、アテネオリンピックでメダリストたちに授けられる冠にも使われていますよね。ギリシャが熱い2004年の夏、フォリフォリのジュエリーも、今年最大の“旬”を迎えているようです。
■お問い合わせは、フォリフォリジャパン
電話03-3478-0681
WEBサイトは、www.follifollie.co.jp