伝統色といえば、平安時代の貴族たちの装束に見られる「かさねの色目」や現代の着物や浴衣に受け継がれてきた「和の色」を連想される方が多いかもしれません。そこで、今回は、2008年11月に出版された書籍『フランスの伝統色』の中から、ファッションや春のファッションカラーに関連する色をご紹介します。
『フランスの伝統色』は、色彩文化史やファッション文化史がご専門の城一夫名誉教授(共立女子短期大学名誉教授)によるもの。城名誉教授は、『赤と黒』『黄色い部屋の謎』など、色をタイトルしたフランスの小説とのふれあいが、フランスの色名に興味を持つきっかけとなったそうです。
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【CONTENTS】
その1:ファッションデザイナーに由来する色
その2:ファッションリーダーに由来する色
その3:春の色、春の配色
⇒まずは、ファッションデザイナーに由来する色をご覧ください。