ニュージーランドの季節（気候・気温）・イベント(2ページ目)

ニュージーランドの夏（12～2月）

年越しやクリスマスというイベントが控えるニュージーランドの夏は、イベントが多く開催される時期です。大小さまざまなイベントが各地で毎週末開催され、国全体が活気に溢れる季節。各都市に必ずある観光案内所では、最新のイベント情報が確認できるので、各都市に着いたらまずは訪れてみるのもいいかもしれません。

日本でクリスマスというと「寒い冬に恋人たちと過ごす」というイメージがありますが、ニュージーランドのクリスマスは真夏！ 家族や親戚でバーベキューやパーティーなどをするのが一般的です（恋人同士で過ごす日はバレンタインデー）。それだけに、12月25日に町を歩いていると、誰にも出会わずにまるでゴーストタウンのよう……。多くのお店が閉まり、開いているレストランも数えるほど……。しかし翌日、26日になると大半のショッピングモールなどで大セールが行われて、町は一気に賑やかさを取り戻します。大みそかの夜には年越しカウン トダウンパーティが各都市で開催され、野外での生演奏に、花火に、大いに盛り上がりますよ。

12月は日照時間が最も長く、21時を過ぎても明るい日が続きます。日差しは日本の夏よりも強いため、帽子、サングラス、日焼け止めは用意しておくとすぐに使えて便利。ニュージーランド全土での夏の平均気温は約17度で湿度が低くからっとした気候です。夜は暑さも穏やかになり、寝苦しいほどではありません。 しかし、夏季でも夜間や山岳地帯では風が冷たく薄手のジャケットやウィンドブレーカーが必要です。

世界一の輸出量を誇るボイズンベリーをはじめモモ、アプリコットなどのフルーツが美味しい季節。また、クレイフィッシュ（ニュージーランド産伊勢海老）も旬を迎えます。

＜祝日＞

• 12月25日：クリスマス
• 12月26日：ボクシングデー……800年以上前にクリスマス翌日、プレゼントを箱に詰めて、貧しい人たちに贈っていたことからボクシングディと言われています。現在は子供がクリスマスの翌日にプレゼントの箱を開ける日となっています。
• 1月1日：ニューイヤーズデー（元旦）
• 1月2日：アフターニューイヤーズデー（元旦翌日）
• 2月6日：ワイタンギ・デー……1840年2月6日先住民族マオリ族とイギリス王冠との間で平和条約が締結された日。

ニュージーランド各地　夏の主なイベント（12～2月）

■ 大道芸のお祭り　(World Buskers Festival)
期間：1月下旬、約10日間　場所：クライストチャーチ
国内外から大道芸人が集まり、期間中には街角や特設ステージで世界クラスのパフォーマンスが無料で楽しめる。ジャグリング、ナイフ飲みや一輪車などの代表的な大道芸はもちろん、銅像になりきっている芸人さんなども登場。

■ ワイン＆フードのお祭り (Devonport Wine and Food Festival)
期間：2月下旬　場所：オークランド
野外の広い会場に入ると、ワイングラスを渡され、グラス片手に各種ワインメーカーの屋台をまわってテイスティングを楽しめる。ワインと取り合わせのいいおつまみの屋台も出店。生演奏を楽しみながら、ニュージーランドワインの味比べをするいい機会。

■ ウエリントンのストリートカーニバル　(Cuba St Carnival)
期間：2月下旬、2日間　場所：ウエリントン
ウエリントンの繁華街、キューバストリートが音楽やパフォーマンス、屋台やマーケットなどで盛り上がる。中でも注目は、色とりどりのイルミネーションで飾られたパレード。