結婚したら、保険のことも話し合おう!
結婚することが決まったら、結婚式の費用をどうするか、結婚後の家計管理をどちらがするかなど、お金のことを話しあう機会が必ずあります。しかし、生命保険のことは、なかなか相談しづらい面があるようです。幸せいっぱいの未来を夢見る時に、「自分や相手が亡くなったら」の話はあまりしたくありません。
でも、生命保険の話はとても大事。生命保険は、残された家族が「経済的に」困らないようにするためのものなんです。結婚にあたって、二人の生命保険を見直しましょう。考え方の基本を、ご紹介します。
生命保険、かならず必要?
まず、生命保険は絶対に入らなければならないものなのかというと、そうではありません。自分が死んでしまっても、家族が経済的に(精神的にではなく)困らないのであれば、不要ともいえるのです。独身で、ご両親が貯蓄を十分に持っているという人は、入らなくてもいいといえます。
結婚したら、必ず生命保険の話をしよう!
でも、結婚すると、事情が変わります。結婚しても二人とも独身時代と変わらずに働き続けるというのであれば、あまり経済事情に変化はないといえますが、だからといって、話をしないでいいかというと、そうではありません。
まず、亡くなったら自動的に保険会社からお金がもらえるわけではなく、請求をしなくてはいけませんから、どの生命保険会社のどんな保険に加入しているかを家族に知らせておかなければなりません。また、独身時代は受取人が親になっている場合が大半ですが、それを夫や妻に変更する手続きも必要です。苗字や住所の変更届けと同時に、受取人の変更も必要に応じて行ないましょう。
次のページでは、保険の見直しの内容を説明します。