写真印刷と動作速度

プリンタ本来の目的である印刷機能は、どのメーカーも甲乙付けがたい品質です。最小インク粒がEP-802Aで1.5ピコリットル、MP990で1ピコリットル。HPプリンタも1.3ピコリットルまで小さくなり、専用紙を使えば、どのプリンタを使っても銀塩プリントに匹敵するほどの高品質な結果が得られます。
※1ピコリットルは1兆分の1リットルです
印刷結果で600dpiの解像度になるように印刷し、スキャンして拡大表示したもの、どのモデルもルーペで拡大しないと粒状感は感じないほど

印刷結果で600dpiの解像度になるように印刷し、スキャンして拡大表示したもの、どのモデルもルーペで拡大しないと粒状感は感じないほど(クリックで拡大)


問題は、それら高品質の印刷結果を得るためのコストとスピードですが、今回試したプリンタではいずれもL版のフチあり印刷で20秒~30秒程度、初回印刷時のメンテナンス動作の遅さがやや気になる場合もありますが、印刷品質によって微妙に変化するので、どのプリンタが高速と言えるほどの差はありません。
3008x2000ピクセルの画像をL版に印刷したときの速度。計測は1回のみで実際とは大きく異なる可能性があります。ウォームアップとは、1日程度放置した状態から印刷を開始するときに動作するメンテナンス動作のことです。数年前はEPSONのインクジェットプリンタの高品質印刷が遅く、イライラさせられましたが、最新のモデルはとても高速になりました

3008x2000ピクセルの画像をL版に印刷したときの速度。計測は1回のみで実際とは大きく異なる可能性があります。ウォームアップとは、1日程度放置した状態から印刷を開始するときに動作するメンテナンス動作のことです。数年前はEPSONのインクジェットプリンタの高品質印刷が遅く、イライラさせられましたが、最新のモデルはとても高速になりました


スキャナ機能の品質

今回紹介するのは複合機ですので、スキャナ機能も比較してみましょう。各プリンタでL版に印刷した写真を1200dpiでスキャンし、画面上で拡大したものが以下の画像です。拡大しないとこれほどの違いはわかりにくいですが、EPSON MP-802Aのスキャナは自然な色合いでノイズも少なく、美しくスキャンできます。
人肌部分や暗い箇所のスキャン結果はスキャナの性能がよく出ます。Canonは赤っぽく、HPは緑っぽい感じですが、実用面にはどれも問題ないレベルです

人肌部分や暗い箇所のスキャン結果はスキャナの性能がよく出ます。Canonは赤っぽく、HPは緑っぽい感じですが、実用面にはどれも問題ないレベルです(クリックで拡大)


最後に各プリンタそれぞれで、私なりに「おすすめポイント」と「気になるポイント」を挙げてみましたので参考にしてください。「気になるポイント」といっても、あくまで3機種を比較して感じたことなので、どれも実用面ではそれほど大きな問題ではないかもしれません。