研修を終えて
結論を先に言うと、レッジョ・エミリア・アプローチは幼児英語教育においても大いに利用できる部分があるでしょう。私自身、日本の子どもたちに実践してみたい!と心から思いました。
幼児の英語学習に限らず大人の英語学習においても言えることですが、英語学習そのものにゴールがないため、英検など目に見える数字を追いかけてそこにゴールを設定して努力しています。しかしながら、幼児の英語学習成果は英検などの試験ではとても測りきれるものではありません。ここが難しいところですが、英語そのものの力を測る物差しと、英語を通した子ども自身の成長を測る物差しは分けて考えなければいけないでしょう。
さて、この記事のタイトルした「幼児はどうやってバイリンガルになっていくのか?」これは幼児が育つ“環境”が大事になってきます。単純に英語環境に放り込んでも英語だけ覚えて日本語が怪しくなってきたりするので、上手に英語環境、日本語環境をセッティングしましょう。幼児には“勉強”という言葉は似合いません。私のような教える側の人間も“教える”という言葉を捨ててしまって、幼児と英語環境で一緒に過ごすことを第一に考えるべきだと思います。もちろんプロとして教育的要素を背景においた接し方を確立しておくことが大事でしょう。The Young School and Elementaryのマリア先生のようにパワーある愛情を持って。
さて、番外編の記事もお楽しみに。研修を受けたその後の3人の姿を紹介します。
関連サイト:
「レッジョ・エミリア幼児教育の体験記(1)」
「レッジョ・エミリア幼児教育の体験記(2)」
ソニー幼児教育支援「レッジョ・エミリアとは?」*日本の幼稚園での実践報告です。