思わず爆笑!
子どもに英語を教える仕事をしている人にとって、「子どものつぶやきを拾うこと」はそのレッスン、授業が生きているかどうか確かめる目安になります。良い授業ほど子どものつぶやきが多いと言われています。
私は、この「子どものつぶやき」で大爆笑してしまうこともしばしば。「つぶやき」を拾って反応すると授業が生き生きしてきます。まさに全員参加という雰囲気になっていきます。
つい先日のこと。幼児10名を対象に英語レッスンをしていたときのことです。一冊の絵本を読む時間になりました。
思ったことがつい口に出た!
Houseに焦点をあててレッスンを展開する。 |
読んだ絵本は、「In a people house」です。表紙のイラストにもあるように「人の住む家」がテーマになっている絵本です。物語に入る前に絵本表紙からどんなお話か子どもたちに想像させます。
私は、「This is a house. Here is a chimney. What color is the door? How many windows do you see?」(これがお家ですよ。煙突があるね。ドアの色は何色かな?窓はいくつ見えるかな?)などとどんどん質問していきます。子どもたちは何となく、質問の意味を理解しながら、思ったことを英語でも日本語でも言います。
すると、「ハウス」に反応した男の子が「ボクの家はモンスターハウス!」と叫びました。リアクションをするのが先生ですから、私はすかさず「Oh, is your house "a monster house"?」と尋ねました。大爆笑です。それから他の子どもたちから激しいツッコミが!「お前んち、モンスターがいるのか?」
それから数分間「ハウス」で盛り上がりました。ログハウス、ドッグハウス、など子どもたちからいろいろな言葉が出てきて、それはそれは大盛り上がり。どこに家があるのかを訪ねたり・・。まだ家の住所をはっきり理解できていないようで、あやふやな答えが出てきて大変ユニークな展開になりました。
次のページは、塾で見かけた光景。