子供の英語教育/子供英語関連情報

小学生が学校で使う「英語ノート」って何?(2ページ目)

小学校で使っている「英語ノート」という補助教材があります。一般の英語教室で使っている教材とどう違うのでしょうか?知っ得情報です。

清水 万里子

清水 万里子

子供英語 ガイド

現在、岡崎女子大学准教授(子ども教育学部子ども教育学科)。児童英語講師、指導歴39年。教育学修士(岐阜大学)。中日新聞「中日こどもウイークリー」英語学習面執筆、学校訪問記事担当(11年間)。2013年4月~2023年3月まで岐阜県可児市「小学校英語コミュニケーション事業」アドバイザー。

...続きを読む

英語ノートは文部科学省が作りました。

英語ノート
世界遺産の写真が載っている。国際理解教育も考えられており、世界に日本文化も発信できる能力も育てる。
普通、学校で使う教科書は、民間の教科書出版会社が作るのが一般的です。作成された教科書は検定を受けて学校の教科書として販売されています。

「英語ノート」は教科書出版会社ではなく、文部科学省自身で作ったものです。これまでの実践内容から良い活動を選び、国際理解教育やコミュニケーション能力育成のための活動を集めた外国語(英語)活動アイディア集と呼べます。

2011年の本格導入までの2年間はこの「英語ノート」を利用して外国語活動が進められます。しばらくは使われると思いますが、英語教育の内容にも旬があるので、その後もずっと英語ノートが使われ続けられるかわかりません。

開隆堂、東京書籍、三省堂などの中学の英語教科書を作り続けている出版社にも独自の小学校外国語活動のテキストがありますから、2011年以降は市町の教育委員会の裁量で教科書を選択できるようになるでしょう。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます