ちょっと心配な研究発表がありました。もし、あなたの赤ちゃんをビデオ漬け、テレビ漬けにしていたら……大変なことになりそうです。

2歳以下の赤ちゃんに有害の可能性

赤ちゃんのテレビ、ビデオなどの視聴は問題あり!
赤ちゃんのテレビ、ビデオなどの視聴は問題あり!

「……ついに科学的に立証されたのね。」

これが8月上旬に新聞発表されたときの私の感想です。長時間ビデオ視聴については以前から気になっていたので、「子供のための英語」でもいくつか記事を書いていますが、今回はっきりとデータも出ており、アメリカで学会発表されています。2歳児以下の長時間ビデオ視聴は百害あって一利なしという結果です。皆さんはどう思われますか?

ところが一方では、子どもの英語教育では、ネイティブ発音の入った幼児英語教材セットはとても人気があります。購入層は第一子が0~2歳の親が約9割を占めています。アメリカで学会発表されたこのようなデータを公表されては、販売業界は非常に困るでしょう。そんなことはお構いなしにアメリカでは例としてビデオの実名を出しています。

実は教授も驚いた結果だった

昨年のことだったと思います。NHKで赤ちゃんの心身の発達に関する特集番組を放映していたとき、“ことばの発達”を特集したワンシーンに私の目は釘付けになりました。

それは、米国ワシントン大学(University of Washington)の教授が実験していた“赤ちゃんの中国語学習のビデオ視聴”。教授は興奮して力説していました。教授の解説によると、何の効果もない、というのです。

それ以来、気になっていましたので、ワシントン大学シアトル子ども病院研究所の動向をチェックしていたところ、2007年8月上旬に流れたニュースが「幼児教育ビデオ効果なし」でした。

参照:Baby DVDs, videos may hinder, not help, infants' language development(英語)

この学会発表は、どういう内容だったのでしょうか。次のページで説明します。

>>どんな発表だったのでしょうか?>>