前回の記事、「ティーム・ティーチングで小学校英語活動」の続きです。今回は『日本語、英語、どっち?』という活動内容をご紹介します。
授業の流れを知るために、前回の記事をお読みくださると幸いです。『すしは好き?』の活動ではすしネタの英語表現などを学びました。
日本語、英語、どっち?
外国語教育メディア学会の研修。ガイド清水と現役小学校教師の武田貴世子先生。 |
この活動は、できるなら外国人英語指導アシスタント(ALT)と一緒におこなうと効果的です。
■Is this Japanese or English?
文字カードを用意します。文字カード内容は以下です。
Shari、Gari、Agari、 Namida、 Murasaki
おわかりのように、いわゆる“すし用語”です。アルファベットで書くとまるで外国語のような日本語ですね。日本語の意味は次のようになります。ついでに英語表現も記しておきます。
お米、しょうがの甘酢漬け、お茶、わさび、しょうゆ
rice、 sweet pickled ginger、green tea、 horseradish、 soy sauce
高学年児童は、ローマ字を習っているので、読もうとする姿勢が見られます。万一、文字を教えていなくても、クラスで一人くらいは読んでくれます。もし、大文字だけで進めたい場合は、すべて大文字表記にしてください。
【準備】
・Shari、Gari、Agari、 Namida、 Murasakiの5つのカード。
・その意味を表すイラスト絵カードと、英語文字カード。
日本人(HRT)と外国人(ALT)のティーム・ティーチング
【やりとり例-1-】
HRT:(Shariカードを持ち、児童に向かって)Is this Japanese?...... Or English?
児童:う~む、、、しゃり? English?
HRT:English? Well, (ALTに向かって)Is this English?
ALT:No, it is not English. May be Japanese.
児童:ん?英語じゃないの?
HRT:...Well, Shari is Japanese. Shari means...(絵を見せながら)rice.
Sushi chef uses Shari for rice.
ALT:Oh, rice! Let's say together, everyone, rice!
児童:Rice!
HRT:(Namidaカードをもち)How about this? Is this Japanese or English?と続ける。
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