第一印象は普通の公立小学校です
玄関を入って正面に職員室がありました。特に、英語教育推進校だ!と主張している雰囲気はありません。校長室で待っていると、「ハローキッズルームへどうぞ」と案内されました。
■こぼれ話
私はしばしば公開英語授業をしている小学校にもお邪魔していますが、公開授業の日は、学校内は英語、英語、英語。さぞかし、素晴らしい授業かと期待しているとガッカリしたということがよくあります。そのせいか、付け焼刃の演出は無駄のような気がしています。
英語活動専用の教室「ハローキッズルーム」で授業が行われる。一歩入れば英語の世界が広がって、子供はサッと英語モードに切り替わる。だんだん民間の英語教室の手法が活かされてきた。 |
さて授業が始まりました。私が見学したのは公開授業ではなく、通常カリキュラム7回目(6月5日)の授業です。この日のねらいは、「定型表現を使い、正しい発音やリズムで友達と会話する」「絵本に関心を持つ」でした。
気付いたポイントは5つ
45分の授業を見学していて気付いたことは下記のこと。
- 児童の声がよく出ている!無理がない。
- リズムに合わせ身体がよく動いている。
- 「I know!」「 Let me try!」 と手を挙げる子どもたち。
- 自分の使う英語文の意味がきちんとわかっている。
- 絵本のとき、静かに集中して聞いている。Q-Aも楽しそう。
とにかく大きな声が出ていました。発表する機会を与えられると積極的に発表します。恥ずかしがってモジモジしている子どもがいなかったことは驚きでした。授業で使用していた教材は、歌詞&絵用紙(Rain, rain, go away)、DVD英会話たいそう(Dansinglish 4)、場面絵カード12枚、絵本(Each Peach Pear Plum)、でした。
「Dansinglish 4」を見ながら身体を動かして、大きな声で英語のリズムを口ずさんでいる子供たち。 |
授業の最後に、ALTの先生に一言ずつ英語で質問をして教室に戻る際、私もその列に並んで、子どもたちに「何聞くの?」と尋ねると、実にきれいな英語のリズムで「Can you play the piano?って聞くの。」とか、「Do you speak Japanese?」「Can you ski?」「Do you like soccer?」など、子どもたちの口からどんどん出てきました。
「もう、自分で文章を作るレベルまで来ている んだ、でも一体どうやって数ヶ月でこのレベルに?」という疑問も浮上。