1997年頃から人気になってきた英語子育て。街の中で子どもに英語で話しかけているお母さんもチラホラ見かけるようになりました。英語子育て本もどんどん出版されています。これほどまでに人気になっているのにはいくつか理由が考えられます。

なぜ「子どもの英語」は人気になってきたの?

大きくまとめて理由は3つ。キーワードを箇条書きにすると、次のようになります。

  • バブル期を経過した親
  • 小学校英語教育のスタート
  • インターネットの普及

親も一緒に楽しんで子育てするのが「英語子育て」。親子英語サークルはその典型的な例です。
親も一緒に楽しんで子育てするのが「英語子育て」。親子英語サークルはその典型的な例です。
97年頃から子どもを持ちはじめた親たちは、バブル期に少しの期間でも海外で学んだ経験のある人たち。この世代の人たちは、英語で話す面白さを知り、外国の人々とのコミュニケーションをおおいに楽しみました。この経験が自分の子どもにも経験させたいと思う気持ちを生んでいるのが理由の一つでしょう。

子どもの英語教室の歴史は古く、スタートがいつだったかわからないくらいですが、ここ30年ほどは「子どもの英語教室」という分野が出来ています。週に1度、放課後に英語教室に通っている子どもたちの数も増えていますね。以前は1学級に1割ほどの子どもが英語を習っていましたが、今は5割以上という学級も多くなりました。

これには小学校英語教育が大きく関わっていますね。子どもの英語教育が親たちに認知されてきたとも言えます。正式には小学校の英語教育は2002年度からスタートしていますが、その約10年前からゆっくりと始まり、97年には「5年後に小学校で英語が始まる」という噂が関係者の間で広まりました。私もその噂を聞いたのは97年です。

次にインターネットの普及が大きく関係しています。ご存知のように95年にウィンドウズ95が出て、インターネット社会がスタートしました。これにより、英語圏が近くなった、英語コミュニケーションの場が増えた、国籍を超えた恋愛が増えて国際結婚も多くなった、お父さんたちも世界相手に仕事をすることが多くなった、仕事の分野も多くなってきました。

大人社会の変化、大人たちの英語に対する気持ちの変化が子どもへの英語教育を再考するキッカケになっているのだと思います。英語はどんな分野でも将来役に立つ、触れておくだけでいいと思う反面、子ども自身の英語習得への期待感も大きいのです。

さて、次のページでは本題の「英語子育て」と「バイリンガル子育て」の違いを取り上げます。