家庭で準備することは?宿題は?
英語学習のために家庭で準備することは特にありません。学校からは英語に関する宿題も出ません。もし英語活動用に家で準備してくるような宿題が出ても、学力に関係するような宿題ではないですし、親が手伝う必要もないです。
小学校ではあくまでも英語に触れ合う楽しい活動です。これが宿題で単語を10回書いてくるようなドリル学習になってしまっては子供にとって苦しいことになってしまいますから宿題は出しません。
子供が学校で英語と触れ合ってきた日は、子供自身が身の回りの英語に気付くようになります。家庭ではその姿を認めてあげて、親も一緒に英語を楽しめばいいと思います。意外にも子供が知っていて、大人が知らないようなこともあります。そんなギャップを楽しむといいですね。
英語教室に行っていると学習に有利?
小学校の英語指導を熱心に研修する 先生たち。(愛知淑徳大学公開講座) |
結論を先に言うと、ほとんど関係ありません。英語活動自体、誰でも楽しめるような活動にしてあります。
2002年に小学校英語がスタート。すると、その前後の年から英語教室に通う児童が大変多くなりました。文部科学省指定の英語教育研究開発校(特に英語教育を熱心に研究している学校)のまわりの英語教室は生徒の数が急に多くなり、英語教室側にとっては、うれしい悲鳴となったようです。
ということは、英語教室に行っている子供たちが英語をよく知っているのは明らかですね。当然、学校でもその辺りの配慮はしているわけです。英語教室で習っている子供と習っていない子供の格差にどう対応するのか。悩み所ではあるのですが、どちらも十分楽しめるような活動の選択や、小学校ならではの全人教育面を大切にしながらの活動が行われています。