子供の英語教育/子供英語関連情報

アメリカ小学校訪問記(3) 米国発!5年生でバイリンガルに(2ページ目)

毎日一時間の日本語学習を6年間続けるとこんなに効果があるのかと納得したガイド清水。アメリカの公立小学校の日本語・英語のバイリンガル教育の取り組みをご紹介します。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

■各学年が1年間で学ぶことって何?

日本語学習を学校で毎日1時間、そして6年間学ぶわけですからかなり細かいカリキュラムがありました。指導方法は各先生方に任せてありますが、基本となる年間カリキュラムに沿って指導されています。JBBP West小学校はK-5th、つまり幼稚園年長児を日本でいう小学校1年生と考えると分かりやすいと思います。)簡単にご紹介しておきます。

廊下

■キンダークラス(幼稚園)のカリキュラム

<目的>
日本語文化教育を通して日本語を学ぶ豊かな態度と
生涯学習への積極的な態度を育成する。
<幼稚園での目標>
・24文字のひらがなの理解
・数字、色、動物、身体、食べ物
<文化的なこと>
・ラジオ体操、カレンダー作り、折り紙
・日系アメリカ人センター訪問
<学習1年目のゴール>
・日本語で朝、昼、晩のあいさつができること
・日本の文化と習慣を体験する

■5年生のクラスのカリキュラム

<目的>
読み書きを通してより深い日本語理解を目指す。イン
ターネットを使用し、社会参加をしながら日本語を使う
意味を仲間とともに楽しみながら理解する。
<5年生の目標>
・励まし、状態などの会話、漢字が書ける。
・地理、火山など日本語で学習する。
<文化的なこと>
・ラジオ体操
・日本の民話など
<学習6年目のゴール>
・日本語会話(否定表現、討論など)
・漢字、ひらがなが読める
・自己紹介文章が書ける
・は、が、を、と、で、を理解し使える

■目からの刺激は効果大

下記の写真をご覧ください。子供たちの目に留まりやすいよう日本語や英語の表記も工夫してあります。小さな子どもたちは文字を絵的にとらえるので全体の文字の形を切り抜いてあるところがいいですね。次に5年生のクラスへ。そこで私から日本語で話しかけると・・・>>>

全体の形で覚えやすい 机の上に張ってあります
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