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「バイリンガルになるよりも大切なこと」とは・・・ 英語が「使える」大人になった!(3ページ目)

「英語はコミュニケーションの道具」と言い切る大人たちを2人ご紹介します。英語習得までの苦労、英語のコミュニケーションの面白さ、自身の子どもへの英語教育を語っています。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

お二人の例でも分かるようにかなり努力して英語を身につけています。二人とも会社に就職してから「英語が使えなきゃダメだ」と痛感したところから本格的に英語学習をスタートしています。普段の仕事の合間をみての英語学習はさぞや大変だっただろうと思います。

英語は大人になってからでも、何歳からでも真剣に学びさえすれば習得できます。ネイティブのように話したいともちろん思いますが、その必要性はまったくありません。英語を使いこなすことができればOKです。あとはその人のもつ人間性が上手なコミュニケーションを生んでいくでしょう。

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■子どもは楽しければやる!

一方、子どもは英語を真剣に努力して身につけようとするでしょうか?バイリンガルにしたいと願う親の気持ちを察して子どもはがんばって勉強するのでしょうか?よほど強い動機がない限り、たいていの子どもはそんなことを思っていないでしょう。

子どもは楽しければ自分から進んでやります。逆に言えば、楽しくなければ振り向きもしません。できれば苦しいことは避けたい、嫌な事はやりたくないのです。単純といえば単純ですが、子どもだからこそ表情豊かに気持ちを表現してくれますね。

英語に対する知的好奇心を満足させてあげることができれば、子どもは自分から楽しんで英語を勉強するようになります。「きれいに言えるようになった」「上手に書けるようになった」「外国のお友達と英語で話せた」など何でもいいので、何か1つ、英語に関することで満足ができて面白さを感じてくれれば、自然と英語学習への動機も高まりますね。

大人になって英語学習の必要性を感じることは社会生活のいたるところで出てきますが、子ども時代にそれを認識させるというのは無理なことです。幼い頃から英語を習って、子どもにとって英語が将来役に立つかどうか、英語を話せるようになるかは本人の努力しだいでしょう。親が子どもにできることは、やはり「環境」を与えてあげることです。

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<編集後記>

ゴールデンゲートブリッジの前で

サンフランシスコは夏でも涼しかったです!米国でのインタビューはとても開放的でリラックスできましたね~。英語が道具となって世界で活躍できることは私自身も夢でしたが、実際に活躍している人は「英語が使えることは当たり前で、それ以上に仕事ができることが必要になる」と厳しい意見をお持ちでした。私もそう思います。最初に言いたい事があってそれを「英語」で表現するということが最も大切だと思います。

高波氏は私と同い年。同世代だけにタメ口でインタビューさせて頂きました(笑)。とても面白い方でした。すごい努力家で、常に目標を定めて活動をしていらっしゃいます。彼の次の目標は何でしょうね。興味があるところです。海外駐在中の中村氏は「もっと英語をうまくする」という目標をもっておられます。現在30歳。これから仕事も英語も伸び盛りって感じの誠実な青年でした。彼とはまた半年後お会いする予定です。米国生活で鍛えられた英語を聞くのが楽しみですね。

お二人ともお子さんがいます。お父さんたちのこのような姿は子どもにも多大な影響を与えることでしょう。やはり子どもが英語に興味をもつのは身近な存在からかもしれないですね。

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