フォニックスで読める!書ける! |
「フォニックスって何?」ではごく簡単にフォニックスを説明しました。今回は具体的に文字の音をどのように発音するのか順に書き出しますね。英語の音には日本語とまるっきり同じ音がないので、音の出し方を表にします。
★音の出し方の表★
a | アゴを下げて口を横に開いて「ア」と「エ」の間の音を出す。 |
b | 上下の唇を思いきりくっつけて息を「ブッ」とはきだす。 |
c | 「クッ」と口の奥で強く言う。音は出さない。 |
d | 上歯茎に舌先を軽くつけて「ドゥッ」と音を出して息をはく。 |
e | 口を横にいっぱい広げて「エ」と言う。 |
f | 上歯で下唇を軽くかんで「フッ」と言う。音は出さない。 |
g | 「グッ」と口の奥で強く言う。 |
h | 息を喉の奥からはきだすようにして「ハッ」。音は出さない。 |
i | 「イ」と「エ」の間の音のような「イ」。 |
j | 「ジュ」と軽く言う。 |
k | 「クッ」と口の奥で強く言う。音は出さない。 |
l | 短く「ルッ」と舌先を上歯につけて言う。 |
m | 口を閉じたまま「ムー」の音を鼻から出すように言う。 |
n | 口を開けたまま舌先を歯茎に軽くつけて「ヌッ」と言う。 |
o | 指三本を口に縦に入れて「ア」と「オ」の間の音。(米) |
p | 唇を強くくっつけて息を「プッ」と強くはく。音は出さない。 |
q | 「クゥヲッ」と口をいったんすぼめて素早く言う。 |
r | 「う」の口をして舌を丸め音を出す。 |
s | 歯と歯の間から「スー」と息をはく。音は出さない。 |
t | 上歯茎に舌先を軽くつけて「トゥッ」と息をはく。音は出さない。 |
u | 「アッ」と驚くような音を喉の奥で出す。 |
v | 上歯で下唇を軽くかんで「ヴッ」と言う。 |
w | 「う」の口をして「ウォッ」。 |
x | 「クス」と笑うように言う。 |
y | 「ィヤ」と思い切り強く発音する。 |
z | 歯と歯の間から「ズ」と息をはく。 |
アルファベットの c, g, x には別の読み方があります。下記を参照してください。
c | 「ス」と軽く言う。 |
g | 「ジュ」と軽く言う。 |
x | 「ズ」と言う。 |
この段階まで覚えたフォニックスは次に三文字のアルファべットを読ませるように指導すると子どもに「自分で読める!」という気持ちを持たせることができます。というのは、フォニックス全体を教えてから読ませようとすると、子どもが飽きてしまうことがあります。「先生、またやるのぉ~?」と子どもが言い出す前にフォニックスを覚えると読めるんだ!面白い!と思わせることが大切だと思います。