ベビーサインが赤ちゃんの言語発達能力を高めてくれることは、最近10年のアメリカの研究で明らかにされています。今回はこのベビーサインを英語教育に利用してみてはどうかという提案をしたいと思います。
日本に住んで日本語でのベビーサインを実践することは簡単にできるでしょう。日本語のベビーサインを覚えて使った赤ちゃんは、日本語の発達能力が高くなることはまちがいありません。ではその日本語を英語に置き換えてみてはどうでしょう。英語も意味のある言語ですから、赤ちゃんは抵抗なく、コミュニケーションの手段として使い始めると思います。
では具体的にどう利用したらいいのかいくつか提案しましょう。
英語の歌の利用
英語の歌にはジェスチャーしながら歌う曲がたくさんあります。
Incy Weency Spider(インチウィンチ スパイダー)赤ちゃんの手遊び歌です。♪Incy Weency Spider went up the water spout. Down came the rain and wash the spider out. Out came the sun and dried up all the rain, then, Incy Weency Spider went up the spout again.
「クモ」は両手の親指と人差し指を交互に動かして表します。 「雨」は両手で上から雨がが降ってくるようなジェスチャーをします。 「太陽」は片手でグー、パーを繰り返します。 「乾く」は両手で下から上へ蒸気がでるよう動かします。
ベビーサインは「クモ」「雨」「太陽」「乾く」にねらいを絞って使うと良いでしょう。
英語絵本の利用赤ちゃんに動物がいっぱい載っている絵本を読んであげましょう。絵本に載っている動物を全部ベビーサインで表現する必要はないので、赤ちゃんの好きな動物を選んで表現してみてはどうでしょうか。
近所でよく見る動物などを表現すると、赤ちゃんがベビーサインを使う状況が増えると思います。例えば、dog, cat, monkey, hamster, snake, bee, などです。
前回ご紹介したベビーサインの本の訳者であるたきざわあきさんはご自身が実践された日本語の歌のベビーサインを紹介しています。ここにいくつか挙げておきます。
「げんこつやまのたぬきさん」
「こぶた たぬき きつね ねこ」
「ちょうちょ」
「犬のおまわりさん」
関連リンク:Sign with your baby(英語)