子供服/子供服関連情報

Moujonjon(丸高衣料) 【業界取材】バリアフリー子供服

Moujonjon(丸高衣料)の1つのカテゴリーとして発売されているバリアフリー子供服。障害を持つ子供たちのために生まれたバリアフリー子供服はどんな工夫がされているのでしょう。

執筆者:江口 光晃

みなさんは、バリアフリー子供服を知っていますか?

バリアフリー子供服とは、障害を持った子供たちや病気で寝たきりになった子供たちのための子供服です。

子供服メーカー丸高衣料では、主力ブランド「Moujonjon」の1つのカテゴリーとして2000年から発売しています。

バリアフリー子供服が展開されている「Moujonjon」

そのバリアフリー子供服を研究し開発された高浦義子さんに取材いたしました。

まず、最初に高浦さんがバリアフリー子供服を研究されるようになったきっかけを教えていただけますか?

高浦さん:9年前長男出産の際に同じ病室で三つ子を出産した母親と出会いました。

3人のお子さんの内、女の子のお一人が重度の脳性麻痺であることを聞かされたのは今から7年前、偶然にも同じ病院で再会した時でした。

当時女の子は2歳半、身長が約95cmとのことでしたが、その時に、親御さんから日常の衣服に対する悩み・ご苦労話を聞いたのがきっかけです。

『95cmのベビーサイズを過ぎるとオムツ仕様を念頭に置いた洋服や前開きのシャツ類などが全く無くなってしまう。

器用なお母さんは、手作りやリフォームをしているけれど、子供が成長するに従い障害児のお母さんは皆本当に困っている』といった内容でした。

世の中には物が溢れ返り、衣服に関しても私たちは豊富な中から自由に選択する事が出来るのに、選択の余地どころかそういった既製服が存在しないというのはとても不公平な事だと感じました。

 

 

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