妊娠の基礎知識/高齢出産

男性たちにとっての高齢出産

母親のパートナーである父親もほぼ同年代が多いことを考えると、男性たちも高齢出産、高齢で親になる、というテーマを抱えているといえます。男性更年期や父親の産後うつ、育児参加などを考察します。

大葉 ナナコ

大葉 ナナコ

妊娠・出産 ガイド

趣味は出産、特技は安産。バースコーディネーターとして、プレママ・ママのメンタルサポートやライフスキル、妊娠準備、出産準備、楽しい育児のコツを発信する。「誕生学(R)」という、生まれてきた自分のいのちの力を知り、自己肯定感を高めるプログラムも主催。

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女性だけの問題ではない妊娠・出産

妊婦さん
妊娠・出産は女性特有の問題と思われがちでしたが……。
妊娠・出産・子育て・更年期……、といえば昔から女性側の専売特許のように言われてきましたが、近年になって女性特有の問題と思われていたものが、男性にも起こりうることが明らかになってきました。たとえば、更年期については男性もホルモンの関係により男性更年期があり、女性の更年期と似た不定愁訴を示すケースがあることが分かっています。はらたいらさんが男性更年期を告白されたことで広く知られました。また、不妊治療の分野では、女性の妊娠能力がクローズアップされがちですが、男性側の事情による不妊のケースも少なくありません。また、アメリカでは妊娠中から出産1年後にマタニティーブルーに陥る男性が10%いたという調査結果が発表されました。

高齢出産のリスクという意味でも、女性側の妊娠・出産機能のことに視点は集中しますが、「男性は何歳でも子作りは可能」というわけではないというエビデンスもあり、女性と同様のリスクは存在しているのです。

このことから、「女性のせいだけではない、男性側の問題というケースもある」という「どっちの責任」ということを言い出すのは得策ではありません。「一組の男女からしか、新しい命は始まらない」のですから、うれしい面もリスクの面も、お互いが共有して、協力していくことが大切であることを示しているのではないでしょうか。

男性が産後うつになることもあるとニュースを見たとき「男性も新しい命を迎えて変化する環境を繊細に受け止めて、ふんばってくれている」と思いました。

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