こんな言葉に妻は傷つく、喜ぶ
イライラを上手に受け止めてあげて |
たとえば不安定な状態の妻に対して「そんなことで母親になれるの?」など。自覚を促そうとして言っているかもしれませんが、余計なあせりや不安を与えてしまいます。
また、「そんなにしんどいの?どこが?どんな理由で?どんな風に?」と理由を知りたがることもNG。先ほど申し上げた通り、イライラはホルモンバランスのせいですし、不安な気持ちは、これからの見通しが立たないことから生まれているわけですから、理詰めで思考させても正解は出ません。
ましてや、妊娠中の体の変化に対して「毛深くなったね」と不用意に言ったり、「子どもが生まれたらもう遊びに行けない」「今じゃないほうが良かった気がする…」などとネガティブ発言はもってのほか。こんなこと言うわけないと思っている方でも、夫側が不安を抱えているとつい言ってしまっていることもあるようです。
ではどんな言葉に妻は喜ぶでしょうか。昼休みに「今日は体、大丈夫?」と電話してあげたり、メールを送ってあげたり、というのは効果大のようです。お腹の赤ちゃんに向かって話しかけてあげると、そんな夫の姿を通して、妊娠の喜びが倍増して不安は減少。イライラをぶつけられても受け止めてあげ、根に持たず、受け流すことも大切。
ただし、気をつけたいのは、具体的な不安を相談されたときに「大丈夫」と、受け流すだけだと、「何が大丈夫なの?」と逆効果のことも。妻が口にした不安を「~~が心配なんだね。でもいざとなったらこう対処していこうね。“お母さんは君がいい”と思って僕らのところにやってくる子どもなんだから、大丈夫だよ」と、まずは受け止めてあげてから、大丈夫と言ってあげることがポイントです。妻がイライラを上手に発散できれば、すっきりとして気持ちも前向きになっていくものです。