出産準備/共働きの育児・子育て

激しく働くパパへ 「ゆるむ」育児のススメ(2ページ目)

共働き育児をする男性はみんな、ワーキングファーザー。仕事の疲れと育児の疲れがたまらなように、今日は赤ちゃんの泣き方のとらえ方アイデアを紹介します!

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

泣き止ませるのでなく、泣きたいだけ泣く

赤ちゃんはエネルギーを使いきって、深い眠りにつこうとしている。そのために泣いているのなら、下手になだめて泣き止ませようとせず、「あー、泣きたいのね~。泣いて空っぽにしたいのね。じゃあ泣いていいよ~」と声をかけながらあやすと、我家の子どもたちはエネルギーを出し尽くしたところで、すーっと眠りついたものです。

そうは言っても、理由のない「バッテリーチャージ泣き」がえんえんと続くのであれば、かえってくたびれてしまう……? そこで、私は時間を計ってみたのです。バッテリー泣きってどれくらい泣くのか。するとこの場合はどんなに泣いてもせいぜい10分程度ということが分かりました。抱っこして、よしよしと言いながら、10分間だけ泣きたいだけ泣かせてあげれば、あっけなく「夢の国の人」なのです。

赤ちゃんのモードで「ゆるむ」育児

泣き方のお話ついでに、もう一つ。赤ちゃんには「圏外泣き」もあるように思えます。圏外とは、そう、携帯電話の「圏外」表示と同じ意味。お母さんから発せられるオーラが少しでも遠ざかると赤ちゃんのセンサーはすばやく反応して「圏外泣き」。「おやおや」と言って近寄り抱っこしてくれれば「ピタッ」と泣き止みます。生まれ出るまで母親の子宮に守られていた赤ちゃんは、それこそ母親の存在オーラに包まれていたわけです。生まれてからも授乳や抱っこでそばにいてくれれば安心ですが、ひとたび離れてしまうと「圏外モード」になって、泣いてしまうというわけですね。

赤ちゃんは他にも夕方になると理由もなくなく「夕暮れ泣き」をすることもあります。ワーキングファーザーの場合、週末しか赤ちゃんと接していなくて、「泣くこと」は「何かが不足している」と捉えがちです。赤ちゃんにはいろんな「泣きモード」があることを受け止めておけば、枠にはめた考えから脱して、“ゆるむ”ことができるかもしれません。

母になった方やこれからなる方のために書いた本『“ゆるむ育児”のススメ』には、ワーキングファーザーにも役立って“子育てを楽しんで幸福に感じる力”を育てるヒントを披露しています。育児はゆるんだ方が本当に力を出せるもの。「子育てと仕事を両立するためには!」と緊張するだけでなく、ゆるむというキーワードをヒントに、子育てを楽しんでみませんか?



<関連記事>
共働きの夫ができる家事、できない家事

<関連リンク>
父の育児・子育て参画
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます