妊婦の通勤をシミュレーションしてみましょう

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つわり時の朝の通勤はつらいものです
共働きのカップルでは、めでたく妊娠してからも産休に入るまで働くつもりの人も多いはず。もちろん、そういう方は周囲にたくさんいますし、最近では街で見かける大きなお腹の妊婦さんも、おしゃれで颯爽と歩いているのをよく見かけますよね。 自分がもし妊娠した…ってことを漠然とは想像できるけど、いざ妊娠してみると想像以上に体や環境の変化を感じるかもしれません。

それはある意味、新鮮で幸せな感覚でもありますが、特に働く妊婦は快適に働くために、事前に知っておくと役に立つことをご紹介するので参考にしてみてください。

つわり対策1:フレックス制度などを利用

まず、妊娠がわかったらなるべく早く「妊娠届」を市区町村役場に提出して、母子健康手帳をもらいます。「妊娠届」は各役所または産婦人科医院、病院などでもらえます。この手帳は単に妊娠・出産・子どもの成長の記録だけでなく、産前産後の生活に役立つ内容が凝縮されているので色々な場面で活用できます。

妊娠がわかる時期は人によって違いますが、つわりの時期は平均すると妊娠8週~15週の間といわれています。つわりを機に妊娠に気づくという人も少なくありません。そして、一般的に妊娠中で一番しんどいのがお腹の大きくなった後期ではなく、つわりの時期を含む妊娠初期なのです。つわりはその重さの程度に個人差があるものの、50%~90%の人が体験します。つまり半数以上がかかるんですね。

症状は吐き気、嘔吐、胃のもたれやムカつき、食欲不振などなど。経験からいうととにかく気持ち悪い。お酒を飲む人ならずっと二日酔いのような感じ(笑)。しかし、妊娠初期の妊婦は見た目には全く妊婦とわからないので、このつらさを外見からはわかってもらえないことが多いのです。

つわりは「赤ちゃんからのたより」ではあるのですが、早朝空腹時に発症しやすいことから「morning sickness」とも呼ばれるくらいで、朝がつらいことが多いのです。妊婦にとっては通常通り出勤することが一番つらい時期なので、会社に到着するまで何度も途中下車したという話もよく聞きます。

そこでラッシュ時の満員電車や人混みを避けられるように、会社にフレックスタイム制が使えるか確認。できれば、出勤時間をずらすなどして利用するといいでしょう(フレックスタイム制とは、1ヶ月以内の総労働時間を定めた上で、その範囲内で必ず勤務しなければいけない時間帯を決定。その枠内で、始業と終業の時刻を自分で決めて働く制度)。育児休業制度などはよく知られていますが、母子健康手帳には「働く女性・男性のための出産、育児に関する制度」という項目があり、ほかにも労働基準法に基づいて妊産婦を保護する制度が記載されているので要チェック!

つわり対策2:母性健康管理指導事項連絡カードの利用

母性健康管理指導事項連絡カードとは、医師が働く妊婦さんに必要だと判断した措置を雇用者に的確に連絡するためのもので、診断書と同様の意味があります。仕事の内容によっては制限した方がいい場合もあるので、医師と相談して利用します。母子健康手帳についているほか、厚生労働省のホームページからも入手できます。