出産準備/共働きの妊娠・出産

共働きの夫ができる家事、できない家事(2ページ目)

「家事=育児を含む家族の仕事」の負担分配が共働き生活の悩み。現状、父親が行っている家事と育児中の母親たちが望む家事にはギャップがあります。どう埋めていけばいいのでしょうか?

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

父親の家事・育児への参加状況

現状、父親が行っている家事と育児中の母親たちが望む家事にはギャップが…
ベネッセ次世代育成研究所が3000名から回答を得たアンケートによれば、父親が家事育児で担当していることは以下の通り。

1位 ごみを出す 40.4% 
2位 子どもをしかったり、ほめたりする 34.4% 
3位 子どもをお風呂に入れる 20.8% 
4位 子どもが病気の時、面倒を見る 20.4%
5位 子どもと一緒に室内で遊ぶ 19.1% 
6位 食事の後片づけをする 12.6% 
7位 子どもを寝かしつける 10.1% 
8位 買い物をする 3.3% 
9位 食事の支度をする 3.2% 
10位 子どもと一緒に外で遊ぶ 1.6% 
11位 掃除をする 1.4%
 
「平均12分」の内訳らしい、「短時間」「最少労力」「精神消耗しない」という傾向が目立ちます。1位のゴミ捨ては12分かかりません。2位のしかったり、ほめたりするのも確に家事かもしれませんが、体力を消耗しません。実は、共働きであろうとなかろうと、父親は誰でもワーキングファザー。育児中の母親たちが最も手伝って欲しい育児は、

1位 遊び相手になって欲しい 92.6% 
2位 お風呂に入れて欲しい 84.6% 
3位 おむつ替えをして欲しい 57.8% 

とあるデータがあります。家事では、食事の支度、掃除、洗濯を担当してくれる日が多ければ多いほど、助かるのはもちろん「調理をしたら後片付けまでセットでやって!」「子どものお風呂入れは湯船で待っているだけじゃなく、脱がせて洗って拭いて着せてとフルコースで担当して!」 とセット完結型を望む声、多しです。これは共働きでなくても挙がっている声ですから、共働きの夫たちはさらに多くを求められそうです。

共働きの夫ができる家事/できない家事

以上を見てくると、共働きの夫婦はワーキングファザー&ワーキングマザ―のコンビネーションで、何でも相談して分担しなくてはなりません。ゴミ捨て、褒めたり叱ったりくらいは時間も負担も少ないものの、食事を作る&食べさせる、風呂入れ、寝かせつけは、妻の残業時などはこなさないわけにはいかないでしょう。一方、共働きの夫ができない家事は?基本的には「母乳を出す」以外は何でもやろうと思えばできるはずです(笑)。

夫の仕事も夜型で帰宅が遅ければ、買い物や保育園迎えなどは、できないですね。食事づくりなどは、こころに潤いを与える家事ですので、「いつも担当」よりは曜日当番制が楽しいでしょう。お風呂入れも一人でゆっくり入りたい日と子どもを入れる日と曜日当番制がオススメ。ズバリ、共働きの夫ができる家事は母乳を胸から出す以外はできます。できない家事は、本人の資質次第。でも食事づくりやお風呂入れは当番制が円満分担制のコツといえるでしょう!


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