医師不足から国は医学部の定員を増員。医学部を受ける生徒にはチャンス到来ですが・・・

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浅野高校では、医学部受験を考えている高校1年生、2年生が豊島医師を囲んで熱心に語りました。
浅野高等学校(横浜市)は私立の男子校で、進路指導の一環として豊島医師を招きました。医学部受験へと決意を固めつつある1年生、2年生が部屋に続々と集まってきます。

進学指導部部長の磯崎達朗教諭によると、国が医師不足緩和策として医学部の定員を増やしたことは「受験業界には朗報として伝わった」そうです。

しかしその一方で、医師という職業の厳しさは連日のように報道されています。それは高校生たちに今まで以上のプレッシャーをかけているかもしれません。

「やめたくなることはありますか?」「赤ちゃんが亡くなることもありますよね?」

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質問にひとつひとつていねいに答えていく豊島医師。ご自身もかつては医師を夢見る高校生だったのです。
高校生たちの質問は、本気で医師という職業を考えていることが伝わってくる切実な内容ばかりでした。

「先生は大変な数の患者さんの生死に関わっていると思いますが、それを怖いと思うことはありませんか?」医師になれば、日常的に障害や死に向き合っていかなければなりません。必死の治療も空しく患者さんが亡くなる時についての質問が多数出ました。

豊島医師は、飾らない言葉で学生たちに自分の感じていることを伝えていきました。「最初はみんな怖いんだ。でも僕たちは、ひとりで仕事をしているのではなくてチームで支え合っているのです。自信がなければ先輩の医師を呼ぶこともできる。僕も若い時に助けてもらったから、今は若い医師を助けに駆けつけています」

"やり甲斐"がある職業は、たいてい大変

忙しさについては、こんなお話もありました。「皆さんは今は『医者になると忙しそうでいやだな』と思うかもしれませんね。でも実際には、好きな仕事で忙しいのなら、それは、大変でも、意外とストレスにはならないものですね。だから、お休みのこと、お金のことを考えて仕事を選ぶよりは、好きだと思えて、やりがいが感じられる仕事に就いた方がいいのかな。それで、世の中のやりがいのある仕事は、医師に限らず、たいてい大変な気がします。」」

赤ちゃんの死は敗北ではない

「赤ちゃんが亡くなった時は確かに悲しいです」豊島医師は死に対する向き合い方についても語ってくれました。「若い時は、もう辞めたくなるくらい悲しかったですよ。でも今は、ご家族の支えになりたいという気持ちが強くなっています。そして、死をだめなことだと考えなくなりました。なぜなら、数ヶ月の人生でも、みごとに生き切っている子どもたちがいるからです。僕は今、その限られた時間をいい時間にするためにご家族と一緒に考えていきたいんですね」

>>さあ、高校生たちの反応は?>>