妊娠の基礎知識/妊娠の基礎知識アーカイブ

フリースタイル出産 大満足にする鍵は?(2ページ目)

自由な姿勢のままで産む「フリースタイル出産」が病院でも普及してきました。耳慣れない響きに戸惑う方もいますが、こんな準備をすれば、自由なお産の魅力がだんだんわかってきます。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

陣痛の最中もけっこう動けることを知りましょう

テレビドラマなどで病院のベッドに寝込んでいる産婦さんが出てきますが、あれは現実とは違うということを、まず知りましょう。

お産で動けないのは、いよいよお誕生という本当に最後のところだけです。それもお休みがあってそのときは動けます。

見ておきたいフリースタイル出産のビデオ

フリースタイル出産で産んでいる光景を撮ったビデオ、DVDを見れば、陣痛中にどんなに自由でいられるかがわかります。フリースタイル出産をしている出産施設ではクラスで使用しているかもしれないので、一度聞いてみましょう。

妊娠中からヨガなどのボディーワークを

バラスカスさんが提唱したアクティブバースとは、妊娠中にヨガをもとにした体操に励んで現代女性の出産力をとりもどそうとする出産方法でした。

筋力を鍛え、身体を柔らかくしてくれるヨガはいろいろな姿勢を可能にしてくれますし、何と言っても、じっくりと自分の身体と対話する要素が入っているところが出産の準備にぴったりです。

イメジェリー(イメージトレーニング)で、自由に楽な姿勢を探す自分を想像しましょう

あなたがお腹が痛いときにとりたい姿勢、落ち着く姿勢、疲れがとれる姿勢は陣痛中にもお気に入りの姿勢になる可能性が高いでしょう。ソファやベッドで深い呼吸をしながらリラックスし、イメージの中で、出産中、その姿勢でリラックスしている自分を想像してみましょう。

その姿勢で身体をゆうらゆうらと揺らしてみたり、誰かに支えてもらうなど、もっと楽になることを探してみましょう。他にもいろいろなアイディアが湧いてきたらやってみましょう。それは、身体だけではなく、頭も柔らかくなってきた証拠です。

本番は、ずっと簡単にやりたいことがわかります

陣痛が始まったら、妊娠中より「気持ちいいこと、悪いこと」が遙かにはっきりとわかります。ですから、妊娠中は「良さそうだな、フリースタイルは」と思える程度にしておけば、具体的なことは「ぶっつけ本番」でまったく大丈夫です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます