妊娠の基礎知識/妊娠の基礎知識アーカイブ

内診はどうしても必要?(3ページ目)

妊婦健診へは行くけれど「内診が苦手」と言う女性は多いものです。回数が多い医師と少ない医師がいるのも事実・・・内診ってどうしても必要?

河合 蘭

河合 蘭

妊娠・出産 ガイド

出産ジャーナリスト。著書に『出生前診断-出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書/科学ジャーナリスト賞2016受賞作)、『卵子老化の真実』(文春新書)、『安全なお産、安心なお産』(岩波書店)、『未妊-「産む」と決められない』 (NHK出版)など。

...続きを読む

内診のつらさをやわらげるには

このように内診はある程度は減らせます。でも、どうしても必要な時もあります。

不快感対策としては、内診の医学的目的を考えながら、深呼吸などでリラックスして内診台に乗るだけでもいくらか違ってくると思います。性教育の先生が「性器の病気は『はずかしい』という気持ちから受診がおくれ、命を落とす人がいるので痛ましい」と言っていました。健康を守るという意味では、内診も、身体のほかの部分を調べるのと同じですね。

脚にかける大きめのバスタオルが用意されているところもありますので利用してください。スタッフの方の手縫いとおぼしきタオルスカートが置いてある産院もありました(こういう配慮はとてもあたたかい気持ちになりますね)。

病院になければ、話してタオルを持参してもいいのではないでしょうか。また、女医さんを探すことで解決する人もいます。

illustration : 平井さくら

■関連記事集
妊娠・出産準備
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます