妊娠の基礎知識/妊娠中の不安・疑問

流産は途中で止められるの?(3ページ目)

妊婦さんの搬送がうまく行っていないというニュースが続きました。もし自分に流産や早産が迫ったらどうすればいいでしょう?

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

後期流産には治療手段も


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流産にはいろいろなケースがあります。
同じ流産でも初期は軽く、妊娠12週以降の後期流産になると胎盤ができはじめ、出血が重くなる傾向があります。また治療の手だてのあるケースも出てきます。かかりつけ医に連絡を取り、場合によっては救急車で移動して診てもらうことになるでしょう。

流産後に受ける医療は?


家にいて、残念ながら流産となった場合、排出されたものを病院に持参すると、医師が状態を把握できます。「流産自体が問題だと考えればこういう言い方はおかしいですが、流産はきれいに出た場合は順調な経過といえます」と井上先生は言います。残ったものがあるような出方だといつまでも出血が続くので、その場合は流産手術を考えます。

流産しないで持ち直すケースもある


切迫流産になっても、超音波で赤ちゃんの心拍が確認できるようであれば、持ち直すこともあります。その子が異常をもって産まれてくる確率は通常と同じで特に高まりません。

>>こうした流産の医療を確実に受けるために 必要なことは?>>
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