医師は説明をしてくれるでしょう
説明をきくだけでも安心です。 |
残念ながら、初期の場合、ほとんどの流産には治療方法がありません。でも医療施設にかかれば、流産になるかどうか不安でたまらずパニックになりそうな時期、説明をしてくれるし、質問にも答えてくれるでしょう。以前は入院したり薬を使ったりすることがありましたが、今はその効果を疑問に思う医師が増えてきました。
流産とは「短時間の生理」
流産がどういう経過をたどるのか知らないと怖くて仕方がない人は多いでしょう。湘南鎌倉総合病院の井上裕美医師は、初期流産については「数時間で終わる生理のようなものです」と説明しているそうです。流産とは子宮が、子宮の中にあるものを押し出してしまうことで確かに生理と同じです。「出血量も、出血してくるものも生理に似ていると思っていいでしょう。生理が重い人は流産の出血量が少し増えるという説があります」(井上先生)。
井上先生は、説明のあと帰宅してもらいます。流産が起きるとしたら、切迫流産の状態になった直後かもしれないし、あるいは1ヶ月もあとかもしれません。赤ちゃんがもう育っていないことがわかっている場合、待つのが大変であれば子宮の中を人工的に出してしまう流産手術を希望することができます。