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母乳のコツは「応援してくれる助産師さん」

母乳で育てたい人には、わからないことを何でも教えてくれて、励ましてくれる存在が何よりも必要。そんな人に、あなたも巡り会いましょう。

河合 蘭

河合 蘭

妊娠・出産 ガイド

出産ジャーナリスト。著書に『出生前診断-出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書/科学ジャーナリスト賞2016受賞作)、『卵子老化の真実』(文春新書)、『安全なお産、安心なお産』(岩波書店)、『未妊-「産む」と決められない』 (NHK出版)など。

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産院の母乳育児に対する方針を知りましょう

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-母乳が足りて満腹の赤ちゃん。お産をしたあとは、こんな顔をいつも見ていたいですね。
「産院の人なら誰でも母乳に詳しいに決まっている」と思いがちですが、実は、医療者の教育の中にはあまり母乳ケアのトレーニングが入っていないのです。ですから、母乳ケアは医師、助産師、看護師が個人の努力によって身につけていくもの。母乳ケアに意欲的な人がいる産院かどうかを、まず知りましょう。

入院中に実行したいポイント

母乳の指導方法は異なった方法がいろいろありますが、正しい母乳ケアの基本はWHOとユニセフが提唱している母乳で育てたい人のための十カ条に書かれています。

中でも重要なポイントは、赤ちゃんが泣くたびにあげることを繰り返すことです。泣いたことがわかるためには、母子同室するということになります。

母乳ケアにあまり力を入れていない産院では、赤ちゃんの泣き声より時計に従って授乳するように言われますが、このやり方ではなかなかうまくいきません。そして、母乳で育てるためには応援してくれる誰かが必要です。

>>応援してくれる人はどこにいる?>>
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