東京都杉並区・ファン助産院の杉山冨士子先生に、夏に妊娠中の方の食事についてアドバイスをいただきました。

暑いから食欲がなくてもしかたがない?

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夏野菜には、夏のカラダが求めるものがいっぱい入っています。
暑い季節は食欲が減退しがちですが、妊娠中はやはり三食をきちんととりたいもの。食べられないのは体調が悪くなっているサインなのですから、「夏だからしかたがない」ですませるべきではありません。

もし食欲を失っているなら、冷たいものの摂りすぎ、冷房の使い過ぎ、運動不足など、生活全体を見渡して、改めるべきところを探してください。夏にエネルギーを失うとお産に必要な体力が心配。9月、10月に出産する方は、特に夏バテの影響を受けます。ちゃんと食べられる妊婦さんを目指しましょう。

冷たい料理より温かいものを

食事内容も手抜きをせず、なるべく温かい食事をとりましょう。時々冷や奴を食べるくらいならいいのですが、冷やしそうめんばかり食べているようではすぐに胃腸がやられてしまいます。よく冷えたジュースなと゛飲み物も要注意。できるだけ温かいお茶を飲んでください。

夏野菜にニンニクをプラスした簡単メニュー

ファン助産院でよく夏に作るのは、夏野菜中心のメニューです。ラタトゥーユ、ズッキーニ、かぼちゃ、インゲン、トマト、ナスなどをよく使います。夏はむくみが来やすい季節ですが、夏野菜には水はけをよくする作用があります。スライスしたニンニクをオリーブオイルで炒め、そこに夏野菜を入れて蒸し煮で仕上げたものなどをよく作ります。これはパスタのソースにもなります。

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お話しいただいた杉山冨士子先生(ファン助産院院長)

調味料はお酢やショウガを活用

夏といえばピリカラ料理が浮かぶ方もいますが、妊娠中は香辛料の摂りすぎはよくありません。スパイスのかわりとしては、ショウガは身体をあたためるのでお奨めです。

酢のものも代謝を高めてくれます。ワカメにキュウリ、トマトなど夏野菜を合わせ、酢の物にするといいでしょう。お肉の料理なら、薄切りの豚肉をしゃぶしやぶにして、野菜と共にポン酢で食べるようなメニューは手軽にでき、栄養的にも夏に向いた主菜です。

イラスト 平井さくら


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