産科危機についてユーザーの皆さまからいただいたE-mailをシリーズでご紹介します。まずは、今秋の市立病院産科閉鎖をもって市内の出産施設がゼロになってしまった北海道根室市からのメッセージです。

「私の市では出産できるところがなくなりました。私は3人産みましたが、町でお腹の大きな女性を見ると気の毒でたまらなくなります」

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各地の病院から産声が消えていきます。
イラスト・平井さくら
北海道根室市に住む者です。

今年9月からここでは出産ができなくなりました。派遣の当番医が週二回外来診察してくれるのみとなりました。

私は子どもが3人おりまして、この病院には下の二人のときお世話になりました。施設は古く、外観も内装もとても今風の病院ではなかった(壁はぼろぼろ、小児科入院病棟と同じフロアで感染が怖い、陣痛室2Fから分娩室B1までは階が違うので移動も一苦労…などなど)のですけれど、当時の主治医の先生はじめ助産師さん、看護師さんは最新・最善の看護を一生懸命してくださり、大変ありがたかったです。

これから出産を控えた妊婦さんは、自動車で1時間、2時間かけて移動しなければならない他市町で出産し、産後1週間なり2週間を過ごさねばなりません。

面会の家族にも物理的・経済的・精神的に重い負担です。市から移動に関わる交通費の助成があるようですが、入院に要する一往復分、何千円かだとききます。

わたしは今後出産の予定はありませんが、町でお腹の大きな女性を見ると不安だろうなと気の毒でたまらなくなります。こんな暮らしをしなければならない人々がいることを、政治家の方々は知らないんでしょうね……。

かなしい状況を伝えさせていただきました。

(北海道根室市・みきさん)

>>このような街は増えていくのでしょうか?>>